気象トピックス・コラム
空もよう
週明けは大雨に警戒、台風の動向にも注意

 

◆この先一週間のポイント
・27日(月)~28日(火)は西日本や東日本の太平洋側で大雨に警戒
・熱帯低気圧から変わる台風の動向に注意

 

週間予報【5月25日(土)~5月31日(金)】

 

 

ミンダナオ島の東には熱帯低気圧があり、今後は台風1号に発達する見込みです。台風は北寄りに進み、27日(月)には暴風域を伴うでしょう。28日(火)には強い勢力で沖縄の南に達した後、29日(水)には日本の南に進む可能性が高くなっています。台風が北寄りの進路を通った場合には、沖縄に直接の影響がでる可能性もあるため、最新の情報を確認し、台風への備えをしてください。また、29日(水)以降の台風の動向にも注意が必要です。

 

 

この週末は高気圧に覆われ晴れる所が多くお出掛け日和となりますが、26日(日)は低気圧や前線が近付くため西から天気は下り坂に向かい、夜は九州で雨の降りだす所があるでしょう。九州で帰宅が遅くなる方は、雨具があると安心です。

 

週明けの27日(月)~28日(火)は、低気圧が日本海北部からオホーツク海に進み、この低気圧からのびる前線が日本付近を通過する見込みです。このため、西日本から北日本の広い範囲で雨が降り、風も強まるでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本の太平洋側では大雨となる恐れがあります。最新の情報を確認し、大雨に備えてください。

 

29日(水)も前線の影響で東北南部から近畿南部を中心に雨が残りますが、30日(木)は高気圧に覆われ日差しの戻る所が多くなるでしょう。
31日(金)は、前線が大陸から東シナ海にのびてくるため、再び雲が多くなり西日本などでは雨の降りだす所もある見込みです。

 

 

この先一週間は、最高気温が30℃以上の真夏日になる所は少なくなりますが、湿った空気の影響でムシムシと感じられる日が多くなるでしょう。東京の予想最高気温は、27日(月)は26℃、28日(火)は28℃まで上がる予想のため、曇りや雨でも油断をせずに熱中症対策が必要です。また、晴れる日は朝晩と日中の気温差が大きくなる所もある見込みです。 食事や睡眠などをしっかり取り、体調管理に注意をしてお過ごしください。