気象トピックス・コラム
空もよう
冬らしい天気の日が多い一週間に

 

◆この先一週間のポイント
・山陰以北の日本海側は雨や雪の日が多く、関東以西の太平洋側は乾燥した晴天
・日々や一日の中での気温の変化が大きい、体調管理に注意

 

週間予報【11月30日(土)~12月6日(金)】

 


30日(土)は、上空1500m付近で-6℃以下の平地で雪の降る目安の寒気が東北北部まで流れ込む見込みです。北海道や東北の日本海側では平地でも雪が降り、大雪になる所もあるでしょう。東北南部の日本海側から山陰も雨や雷雨の所が多く、山沿いでは所々で雪になる見込みです。一方、関東以西の太平洋側はおおむね晴れるでしょう。


12月1日(日)も寒気の影響を受けますが、週明けの12月2日(月)は低気圧が日本海北部に進み暖かい空気が流れ込む見込みです。北海道でも雨の降る所が多くなるため、路面状況の悪化に注意をしてください。この低気圧が3日(火)は発達しながらサハリン付近に進み、低気圧からのびる前線が北日本を通過するでしょう。北日本を中心に雨や雪、風も強まり荒れた天気となる恐れがあります。最新の情報に注意をしてください。
4日(水)~6日(金)は冬型の気圧配置が続くため、山陰から北の日本海側を中心に雨が降りやすく、北海道などでは雪の所もあるでしょう。

東日本や西日本の太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥した状態が続く見込みで、北寄りの風もやや強く吹く日がある見込みです。火災が増えているため、火の取り扱いには十分注意をしてください。


気温は、期間の初めと期間の終わりは寒気の影響で平年並みの所が多く、この時期らしい寒さとなるでしょう。一方、週明けの2日(月)~3日(火)は暖かい空気が流れ込むため西日本や東日本では20℃くらいまで上がる所もあり、週の中での気温の変化が大きくなる見込みです。また、朝晩は冷え込むため、一日の中での寒暖差も大きくなるでしょう。
早いもので来週からは師走に入り忙しくなる方も多いかもしれませんが、日々の気温差や一日の中での寒暖差で体調を崩さないように十分注意をしてお元気にお過ごしください。