気象トピックス・コラム
空もよう
連休中は大雪や寒さが続く 来週は3月並みの陽気も

◆この先1週間のポイント
・日本海側は大雪続く 積雪増加や雪崩に警戒
・連休明けからは全国的に気温上昇 花粉に注意

 


週間予報【2月22日(土)~28日(金)】

 

積雪の深さ 21日6時現在 (出典:気象庁)

 

日本付近は冬型の気圧配置が続き、上空には強い寒気が居座っています。昨夜~今朝21日(金)6時までの12時間で、秋田県の北秋田市や能代市では40㎝近い降雪を観測しており、北秋田市鷹巣の積雪の深さは歴代最大値を更新しています。

日本海側では22日(土)~24日(月・振替休日)の三連休も、雪が降り続く見通しです。大雪による交通障害に注意・警戒するとともに、雪崩や屋根からの落雪、電線や樹木への着雪などにも十分ご注意ください。また、晴れる太平洋側も一部に雪雲や雨雲が流れ込む見込みです。

 

連休明けの25日(火)は移動性高気圧に覆われるため、西日本や東日本を中心に広く晴れるでしょう。週後半は気圧の谷の影響で西日本中心に多少雲の広がる所もありますが、東海や関東はおおむね晴れの天気が続く見込みです。

北日本や北陸では雪の降る日がありますが、暖気が入る影響で、北陸や東北の沿岸部などは雨に変わる所もあるでしょう。雪解けが進む可能性があるため、雪崩や河川の増水などの融雪災害に注意が必要です。

 

気温の上昇に伴い、スギ花粉の飛散が本格化してくる地域もあるでしょう。これまでの極寒から一転し、来週後半は東京都心で15℃、福岡で14℃、大阪や名古屋で13℃まで上がる予想です。3月下旬並みの暖かさになる所もあり、季節の進みを実感できるでしょう。

また、3月1週目の気温は北~西日本で平年並みか高くなる予想で、春を感じさせる陽気が続くかも知れません。既に花粉が飛び始めている地域では、飛散量が一気に増える可能性も考えられます。花粉症の方は早めの対策を心掛けてください。