気象トピックス・コラム
空もよう
週末は広い範囲で雨 その後は寒さが戻る

◆この先1週間のポイント
・15日(土)~16日(日)は広範囲で雨
・週明けは寒気流入 冬の寒さが戻る
・3月下旬は再び気温上昇 桜開花へ


週間予報【3月14日(金)~21日(金)】

 

 

14日(金)は発達する低気圧の影響を受ける北日本で暴風の恐れがあり、吹雪く所もあるでしょう。一方、東日本や西日本は広く晴れる見込みで、季節先取りの陽気が続きます。予想最高気温は、関東以西で20℃前後と3月下旬~4月並みになるでしょう。

また、乾燥注意報や強風注意報が発表されている地域もあり、花粉の飛びやすい条件が重なる見込みです。花粉は関東以西で非常に多く飛ぶ予想となっており、スギ花粉の飛散が最盛期を迎えています。一部地域ではヒノキ科の花粉も飛び始めており、花粉症の方は引き続き万全の対策が必要です。

 

15日(土)~16日(日)は、低気圧や前線が通過するため広く雨が降るでしょう。西日本から雨雲が広がり、東日本や東北も16日(日)を中心に冷たい雨や雪となりそうです。

また、低気圧や前線の通過後は寒気が流れ込んでくる見通しです。17日(月)~19日(水)頃は北日本や東・西日本の日本海側で雪や雨が降りやすく、太平洋側も天気の崩れるタイミングがあるでしょう。全国的に冬の寒さが戻る予想ですから、急な寒さで体調を崩さないようお気をつけください。

その後、20日(木・春分の日)~21日(金)は太平洋側を中心に広く晴れる見込みで、お出かけ日和となりそうです。

 

さて、3月も残り半月ほどということで、気になるのが桜の開花時期です。今年の冬は度々強い寒気が流れ込んでおり、桜が寒さで目覚める「休眠打破」は十分行われたと考えられます。

この先3月20日頃にかけての気温は全国的に平年並みか低くなる予想ですが、下旬に入ると暖気が流れ込み、平年よりかなり気温が高くなる所もあるでしょう。

この暖かさが桜の開花を後押しし、今年は平年通りに開花する所が多くなると見ています。3月下旬には続々と開花の便りが届くでしょう。桜の季節が楽しみですね。