空もよう

◆この先1週間のポイント
・週末以降、西から天気は下り坂。来週は各地方で梅雨入りの可能性あり。
・週明けは西日本中心に大雨の恐れ。梅雨入り前に早めの備えを。
・寒暖の差はあるが、気温は平年より高めでムシムシとする日が多い。
週間予報【6月7日(土)~13日(金)】
今週は高気圧に覆われて晴れて暑くなった所が多くなりましたが、来週は前線が本州付近に停滞し、各地方で梅雨入りする可能性がでてきました。
7日(土)は、大陸から奄美付近を通る前線が日本の南の海上に延び、雨雲が近付いてくる見通しです。天気は西から下り坂に向かうでしょう。東北から近畿にかけては晴れ間がでますが、九州や中国、四国地方は雲が広がる見込みです。沖縄や奄美も曇りや雨でしょう。北海道は上空の気圧の谷や寒気の影響で大気不安定で、雨や雷雨の所がありそうです。

8日(日)になると、大陸から西日本に延びる前線の影響で九州から近畿にかけて雨の降る所が多くなるでしょう。東日本も雲に覆われる見込みです。北日本は晴れ間もありますが雲が広がりやすい天気となるでしょう。9日(月)には雨の範囲は東日本まで広がり、北日本も東北を中心に雲が多くなる見込みです。日本付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、9日(月)~10日(火)にかけて西日本を中心に大雨の恐れがあります。まだ梅雨入りしていない所が多いですが、8日(日)以降の雨により、各地方で梅雨入りの可能性がありそうです。梅雨入り早々に大雨に見舞われる恐れがあります。土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水に十分に注意してください。大雨への備えは早いうちから行っておきましょう。側溝や雨どいの清掃をし、水はけをよくする他、非常用持ち出し袋の見直しや、ハザードマップで避難場所や避難経路の確認、待ち合わせ場所の家族間の共有などをしておくと安心です。
11日(水)以降も前線が日本付近に停滞する見通しで、沖縄から東北にかけて曇りや雨の所が多くなる見込みです。また、梅雨のない北海道も10日(火)~12日(木)にかけて気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすい天気となり、雨や雷雨の可能性もあるでしょう。

この先の気温は、寒暖の差はありますがこの時期としては高い日が多くなる見込みです。8日(日)~10日(火)にかけては、曇りや雨の西日本や東日本の気温が平年並みか低くなり、雨が冷たく感じられる日もあるでしょう。これまでとの気温差で体調を崩さないようご注意ください。その後は前線が日本付近に停滞し、気温は上昇に転じます。平年より高くなる所が多く、東北から九州にかけては最高気温が25℃以上の夏日が続く所が多いでしょう。曇りや雨で湿度も高くなり、不快な暑さとなる所が多くなりそうです。また、沖縄では来週から最高気温が30℃以上の真夏日、そして最低気温が25℃以上の熱帯夜が続く予想になっています。
梅雨入りすると蒸し暑くなる日が多くなります。風通しのよい服装を心がけるのも大切ですが、突然の梅雨寒に備えて、毎日の天気予報で気温を確認して服装を選びましょう。また、細菌が発生しやすくなりますので食品の管理などにも注意が必要になる時期です。食中毒にもお気を付けください。