気象トピックス・コラム
空もよう
猛暑ようやく落ち着く。台風と前線の動きに注意

◆この先1週間のポイント
・21日(日)にかけて、北日本は大雨による災害や暴風と高波に注意・警戒。
・長かった猛暑はようやく落ち着く。真夏日はあるが、朝晩から涼しくなる。
・沖縄・先島諸島を中心に台風18号に警戒。19号の動きにも注意。


週間予報【9月21日(日)~27日(土)】

今週は、北日本や東・西日本の日本海側を中心に前線の影響を受けて雨の降る日があるでしょう。また、台風18号、19号の動きに注意が必要です。


21日(日)にかけて、前線を伴った低気圧が北日本を北東に進むでしょう。北日本は、21日(日)は雷を伴った激しい雨が降る所があり、低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害に注意・警戒が必要です。低気圧は発達しながら進むため、北日本では風も強まり波も高くなるでしょう。暴風や高波にも注意・警戒してください。東・西日本は明け方まで雨や雷雨で激しく降る所もありますが、前線が離れるため次第に天気は回復し、日中は晴れ間が戻るでしょう。
週明け22日(月)は、北日本から西日本は晴れ間のでる所が多いですが、沖縄は台風18号の影響を受けるでしょう。台風は今後、非常に強い勢力にまで発達し、23日(火)ごろにかけて、先島諸島の南を西へ進むでしょう。その後は台湾の南を通り、大陸へ進む予想となっていますが、沖縄では、21日(日)~23日(火)ごろは、先島諸島を中心に高波に警戒が必要です。大雨や強風にもご注意ください。23日(火)~24日(水)は、西日本は雲が多く雨の所がありますが、東・北日本はおおむね晴れるでしょう。
25日(木)になると、サハリン付近の低気圧から延びる前線が日本列島を通過します。関東など晴れ間のでる所もありますが、北日本や北陸、西日本を中心に雨の降る所があるでしょう。26日(金)は東北日本海側や北陸で雨の所がありますが、東・西日本を中心に雲が多いながらも晴れ間がでる見込みです。今週の天気は、周期的に変化するようになるでしょう。
また、20日(土)の時点で南鳥島近海にある台風19号も非常に強い台風になり、23日(火)以降、速度をさらに落とす見込みです。予報円はまだ大きく進路は定まっていませんが、こちらの台風の動きにも注意をしてください。


気温は、引き続きこの時期としては高いですが、猛暑は落ち着く見込みです。北日本や北陸では真夏日がなくなり、朝の最低気温が20℃以下の日がほとんどでしょう。北海道では15℃に届かなくなる日もあり、朝晩は上着が必要なほどになりそうです。朝晩と日中の気温差も大きくなるため、風邪などひかないようにご注意ください。
東・西日本では、まだ真夏日はありますが、猛暑はようやく落ち着く見込みです。朝の気温も20℃前後の日が多くなり、朝晩は薄手の羽織るものなどが欲しくなる日もあるでしょう。北日本や北陸と同じく、朝晩と日中の気温差が大きくなってきます。ようやく秋の装いが楽しめるようになってくるでしょう。
初秋は夏の疲れがどっと出る頃でもあります。栄養と睡眠をしっかりとって、季節の変わり目を元気に乗り越えてください。