気象トピックス・コラム
空もよう
台風23号の動きに注意。週明けは曇りや雨の所が多い

◆この先1週間のポイント
・台風23号の影響で伊豆諸島は再び台風による荒天に警戒。
・東日本を中心に曇りや雨の日が多い。
・東海以西は季節外れの暑さが続くが、関東甲信以北は寒暖差大きく秋めく。


週間予報【10月12日(日)~18日(土)】

連休最終日13日(月)まで台風の動きに注意が必要です。今週は、西日本や北日本で晴れ間のでる日が続く所もありますが、東日本を中心に雲が広がりやすい日が多く、雨の降る日もあるでしょう。


台風23号は、11日(土)12時の時点で、奄美大島を強風域に巻き込みながらゆっくり北上しています。12日(日)~13日(月)にかけて、四国沖から伊豆諸島近海へ進み、日本の東へ離れ、15日(水)朝までに日本のはるか東で温帯低気圧に変わる見通しです。
13日(月)には、台風22号で大きな被害が出た伊豆諸島に再び接近する恐れがあります。22号ほどの非常に強い勢力で近付くことはなさそうですが、伊豆諸島では、引き続き大雨・暴風・高波への厳重な警戒が必要です。また、西・東日本の太平洋側でも強風と高波に注意してください。


13日(月)にかけては3連休です。九州や北海道・東北北部でおおむね晴れて行楽日和となりますが、その他の地方は、台風や前線の影響で雲が広がり雨の降る所が多く、あいにくの天気となるでしょう。東北南部や北陸では警報級の大雨の恐れがありますので今後の情報にご注意ください。
連休明け14日(火)以降は、本州付近は気圧の谷や前線の影響を受けるでしょう。14日(火)は、北海道や九州はおおむね晴れますが、東北から中国・四国にかけては雲が多く、東北や北陸で雨が降る見込みです。その後も、17日(金)ごろにかけても同じような天気が続きます。18日(土)になると、日本列島を前線が通過するため、北海道や九州の天気も下り坂、広い範囲で雨が降るでしょう。
沖縄・奄美は週の半ばごろまでおおむね晴れますが、その後は曇りや雨となる見込みです。


気温は、西日本を中心にこの時期としてはかなり高い所が多いでしょう。西日本や東海では、10月も中旬を迎えてもまだ真夏日が予想されている所があり、季節外れの暑さとなる見込みです。その一方で、北海道では朝の最低気温が一桁の日が続くようになり、この時期らしい気温となってくる所もあるでしょう。すでに山からは初冠雪の便りも届いており、季節が進んでいます。東・西日本でも、朝の空気に秋を感じるようになってきており、少しずつ秋が深まっていくことでしょう。