気象トピックス・コラム
空もよう
週明けにかけて荒天に警戒。寒暖差の大きな1週間に

◆この先1週間のポイント
・26日(日)は全国的に傘の出番。激しく降る所もあるため注意。
・27日(月)~28日(火)は北日本で荒天に。降雪の他、暴風・高波に警戒。
・寒暖差の大きな1週間。服装選びや体調管理に注意。


週間予報【10月26日(日)~11月1日(土)】

この先1週間の天気は、秋らしく周期的に変化するでしょう。太平洋側を中心に晴れる日もありますが、週の初めごろにかけてと来週末に天気が崩れる見込みです。荒れた天気になる日もありますので、注意・警戒をしてください。


26日(日)は、前線を伴った低気圧が日本列島を通過するため全国的に天気が崩れ、雨が降るでしょう。太平洋側を中心に激しく降る所もあり、関東や北海道の太平洋側で警報級の大雨の恐れがあります。低い土地の浸水や河川の浸水、土砂災害などに注意・警戒をしてください。落雷や竜巻などの激しい突風・急な強い雨にも注意が必要です。
27日(月)は西高東低の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。太平洋側の天気は回復し晴れ間が戻りますが、近畿北部から北の日本海側は広く雨が降り、北海道は雪になるでしょう。東北北部の平地でも雪の所があるかもしれませんし、東北や関東甲信の高い山では雪の所もある見込みです。風も強まり波も高く、日本海側では広範囲で荒れた天気となるでしょう。北日本では、28日(火)にかけて荒天が続く見込みです。北海道を中心に、引き続き暴風や高波に警戒してください。また、積雪による路面凍結や風雪による視程障害などにも注意が必要です。
西高東低の気圧配置は長続きせず、29日(水)になると強い寒気は北上し、日本付近は高気圧に覆われる見込みです。西日本や関東甲信・東北の太平洋側では秋晴れとなるでしょう。北海道は寒気の影響が残り日本海側を中心に雨が降り、東北の日本海側や北陸も雲が多い天気となる見込みです。30日(木)になると、東北日本海側や北陸で晴れ間が戻るでしょう。一方、高気圧が東の海上へ離れ湿った空気が流れ込むことや、日本の南海上の前線が北上することから、西・東日本の太平洋側の天気は徐々に下り坂。31日(金)は雨が降りだすでしょう。11月1日(土)は、低気圧や前線の影響で再び全国的に雨が降り、来週末もあいにくの悪天となる見込みです。


この先1週間は、日々の気温差や朝晩と日中の気温差が大きくなり、秋が深まるでしょう。26日(日)の雨の日の気温は西日本を中心に平年よりかなり高くなりますが、この雨を境に徐々に寒気が流れ込み、28日(火)にかけて気温が下がっていくでしょう。29日(水)~30日(木)ごろは、日差しが届いてもあまり気温は上がらず、東・西日本を中心に最高気温は20℃前後となり一気に秋が深まる見込みです。北日本は、日中の気温が一桁となる日もあるでしょう。朝の冷え込みも厳しくなり、西・東日本でも朝の最低気温が10℃に届かなくなる日もある見込みです。その後、低気圧や前線の接近に伴い、気温は上昇に転じるでしょう。気温のアップダウンが激しく、服装選びが悩ましくなりそうです。また、1日の気温差が7℃以上ある場合や、前日との気温差が大きなときには、自律神経が乱れて寒暖差疲労を引き起こしやすくなります。栄養と睡眠をしっかりとって体調を整え、深まる秋を乗り切りましょう。