気象トピックス・コラム
空もよう
秋の便りが続々と~紅葉情報~

紅葉は最低気温が8℃を下回ると始まるようになり、5~6℃になるとさらに進みます。だいたい、色づき始めから2週間ほどで見頃を迎えるといわれています。

栃木県中禅寺湖周辺や日光いろは坂では、紅葉が見頃を迎えています。11月に入ってこの時期としては強い寒気が流れ込んだこともあり、週明け3日(月)以降、東日本の山々から初冠雪の便りがいくつか届いています。雪景色と紅葉のコントラストを楽しめている所もあるでしょう。

東北地方では、秋田県の田沢湖や福島県の磐梯山など見頃を迎えている所が多くなっています。関東甲信地方では、群馬の赤城山で見頃を迎え、山梨の昇仙峡や長野の天竜峡で色づきが始まっています。


今週は、8日(土)ごろまで、本州付近は高気圧に覆われるため、紅葉が見頃な地方でおおむね晴れる日が多くなる見込みです。東・西日本の街中の見頃はまだ先ですが、放射冷却の強まりにより朝の冷え込みが進み、紅葉が始まる所もあるでしょう。

近畿地方や中国地方でも、奈良県の吉野山や兵庫県の六甲山、滋賀県の比叡山、鳥取県の大山などで色づきが始まっており、ここ数日の晴天で綺麗な色づきが期待できそうです。


山が多く起伏に富み、南北に長い日本列島では、12月中旬ごろにかけて紅葉が楽しめます。朝の冷え込みで起きるのが少し辛い日々が続くようになりますが、これから迎える紅葉を楽しみにするのも風情があってよいのではないでしょうか。