12日の天気のポイント
冬型の気圧配置が強まり、厳冬期並みの寒気が日本列島に流れ込んでいます。12日11時の衛星画像でも日本海に筋状の雪雲が広がり、また太平洋にも発生している様子がわかります。(これは、寒気が非常に強い証拠です。)このため日本海側は大雪で、猛吹雪による視程障害、また沿岸部では高波にも注意が必要です。太平洋側は晴れる所が多いですが、上空の強い寒気と強い風により、雪雲が流れ込んでくる所があるでしょう。全国的に気温は平年より低く、また風も強く吹くため体感温度はグッと下がり、実際の気温よりも寒く感じられます。
※気象庁から「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報」が発表されています。最新の情報にはご注意ください。
各地の天気
▽北海道・東北
日本海側では大雪となるため積雪の増加に注意してください。また風も非常に強くふぶくでしょう。また、太平洋側にも雪雲が流れ込む所があります。気温は上がりにくく真冬日の所が多くなる見込みです。
▽関東甲信・東海
群馬、長野、岐阜の北部では雪が降りやすくなるでしょう。その他は晴れる所が多いですが、岐阜や愛知の平野部にも雪雲が流れ込んでくる所がある見込みです。気温の上がり方は鈍く、晴れている所も日差しの温もりよりも、風による体感温度の低下が勝りそうです。シッカリとした防寒対策を。
▽北陸
大雪に警戒が必要です。平野部でも積雪がかなり多くなります。猛吹雪による視程障害や沿岸部では高波にも注意が必要です。交通機関への影響も出る恐れがあります。
▽近畿
北部は大雪に警戒が必要です。猛吹雪による視程障害や沿岸部では高波にも注意が必要です。その他は晴れる所が多いでしょう。気温は平年よりかなり低く、また風が強い状態が続くため体感温度もグッと低下します。寒さが厳しいため暖かくしてお過ごしください。
▽中国・四国
山陰は雪が降りやすい状態が続きます。広島や岡山でも山沿いを中心に雪が降る所がありますので、車の運転などにはご注意ください。四国は雲が出やすいですが晴れる所が多いでしょう。気温は平年よりかなり低く、また風が強い状態が続くため体感温度もグッと低下します。寒さが厳しいため暖かくしてお過ごしください。
▽九州
北部は雲が広がり、福岡や佐賀、長崎では雪が降る所もある見込みです。南部は宮崎では晴れますが、他は晴れ間もあるものの雲が多くなるでしょう。気温は平年よりかなり低く、また北寄りの風がにより体感温度もグッと低下します。寒さが厳しいため暖かくしてお過ごしください。
▽沖縄・奄美
雲が広がりやすく、雨が降る時間もありそうです。気温は平年並みかやや低くなり、北寄りの冷たい風が吹くため、体感温度はさらに低くなりそうです。沿岸部や海上は波の高い状態が続きますのでご注意ください。
12日11時の衛星画像
12日の天気予報
12日の予想最高気温
*次回更新は12月12日21時00分頃を予定しています。