気象トピックス・コラム
紅葉も見納め、落ち葉によるスリップに注意

 

12月に入り、紅葉シーズンもいよいよ終盤です。東日本や西日本の市街地では、まだ赤や黄色に色づく木々も見られますが、この先は木枯らしが吹くたびに散り紅葉に変わり、次第に見納めとなりそうです。

足元に広がる落ち葉の絨毯も綺麗ですが、落ち葉の上は滑りやすいため、スリップにはお気をつけください。特にイチョウの葉は少し厚みもあって油分が多いため、雨に濡れるとより滑りやすくなってしまいます。

雨上がりに落ち葉の多い道を歩いたり、自転車や車で走行したりする際は、転倒やスリップ事故に十分注意し、ゆっくりと進むよう心がけてください。

紅葉が終わった後は、いよいよ本格的な冬がやってきます。北日本は断続的に寒気が流れ込んで雪が続いていますが、東日本や西日本も、この先は厳しい寒さや大雪に注意が必要となりそうです。

最新の3か月予報によると、この冬もラニーニャ現象の続く可能性が高く、日本付近には寒気が流れ込みやすくなる見通しです。1月は東日本から西日本の日本海側で平年に比べて曇りや雪、または雨の日が多くなる予想で、気温は全国的に平年並みかやや低くなるでしょう。

落ち葉によるスリップの後は、雪道や路面凍結によるスリップに注意が必要となってきます。鮮やかな落ち葉も、真っ白な雪も素敵ですが、足元には十分お気をつけください。