◆ 4月は季節外れの陽気 真夏日になった所も
◆ ゴールデンウィークにかけて暑さに注意
◆ 4月24日から熱中症特別警戒アラート運用開始
今年の4月は季節先取りの陽気が続いており、前20日間平均気温は全国的に平年を大きく上回っています。多くの地点で25度以上の夏日を観測したほか、東北や新潟では30度以上の真夏日となった所もあり、新潟県三条市では32.5度(15日)と、4月としては記録的な高温を観測しました。
ゴールデンウィークにかけても気温の高い傾向は続くでしょう。25日(木)は東京や名古屋で27度と6月並みの暑さが予想され、26日(金)は大阪も27度予想です。
また、連休初日の27日(土)も関東以西は夏日になる所があり、28日(日)~29日(月・祝)は北日本でも25度を超える暑さとなるでしょう。連休後半にかけて、気温の高い傾向は続くと見られ、高温に関する早期天候情報が発表されている地域もあります。
まだ身体が暑さに慣れていない時期ですから、熱中症に十分注意が必要です。こまめな水分補給を心がけ、運動の際などは適宜休憩を取るようにしてください。また、車内の温度も上がりやすいですから、帰省や行楽などで遠出する際も対策が必要です。
そして、本格的な暑さを前に、あす24日(水)から「熱中症特別警戒アラート」の運用が始まります。広域的に過去に例のない危険な暑さが予想され、人の健康に係る重大な被害が生じる恐れがある時に発表される情報です。
「熱中症特別警戒アラート」は、これまで運用されてきた「熱中症警戒アラート」よりも一段上の情報にあたります。今まで心掛けていた熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性があるため、個々が最大限の対策を取るとともに、共助や公助による予防行動の支援も必要になってきます。
「熱中症警戒アラート」や「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合は、エアコンが効いた涼しい環境で過ごし、こまめな水分・塩分補給を心掛けるようにしてください。また、涼しい環境以外では原則運動は行わないなどの徹底した対策をお願いします。