気象トピックス・コラム
空もよう
【週 末】ようやく梅雨も終わりの気配、熱中症に厳重警戒を
 

◆週末の天気のポイント
・2日(日)、太平洋高気圧が張りだしを強め、東日本や東北も梅雨明けの気配が見えてきそう。
・暑さの厳しい週末。西日本を中心に猛暑日・熱帯夜が続出。熱中症に厳重警戒を。

 

週末の天気

今週末はいよいよ8月のスタート。1日(土)は、太平洋高気圧が張りだす西日本はおおむね晴れるでしょう。一方、東日本や東北は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。晴れ間のでる北海道も局地的な強い雨や雷雨に注意が必要。東日本や北日本では最新の雨雲の様子を確認し、突然降りだす強い雨に備えて下さい。

2日(日)になると、太平洋高気圧が徐々に東北地方まで張りだしてくる見込みです。ことしはようやく7月30日に中国地方まで梅雨明けしました。この週末以降、西日本だけでなく東日本や東北でも青空が広がるようになり、梅雨明けも間近となりそうです。長かった梅雨にも終わりが見えてくるでしょう。

                          出典:気象庁(2020年7月30日時点)
梅雨が明けると警戒が必要なのが酷暑。太平洋高気圧から流れ込むジメジメした空気に夏の強い日差しが加わり暑さの厳しい日が続きます。熱中症の危険が高まるため厳重な警戒が必要です。特に西日本では、最高気温が35℃以上の猛暑日が続くだけでなく、最低気温が25℃以上の熱帯夜が続く所もあり、暑さの収まるときがないでしょう。
昼の暑い時間の不要不急の外出はなるべく控え、室内では適切な温度調節を行い涼しく過ごして下さい。こまめな水分補給も忘れずに。