気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】前線が停滞、災害級の大雨に警戒を

◆天気のポイント【8月13日(金)~19日(木)】
・前線が停滞。雨が長く続き災害級の大雨になる恐れあり、警戒を。
・蒸し暑い日が続くが、極端な暑さは落ち着く。


週間天気【8月13日(金)~19日(木)】

前線が本州付近に停滞するでしょう。前線上を低気圧が通過し活動が活発になり、西日本から北日本にかけて、大雨が長く続く所がある見込みです。特に九州ではすでに降り始めからの雨量が300mmを超える大雨になっている所がありますが、今後さらに雨の量が増える見込みで、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害などに厳重な警戒が必要です。
13日(金)からは、強雨の範囲は中国や四国、北陸や東海にも広がり、雨による災害が起こる恐れがある地方はさらに増える恐れがあります。強雨の範囲はその後東北地方まで達し、来週も雨が続く見通しです。今週後半から来週前半にかけては、九州から東北は広く雨が降り、災害級の大雨になる所がありますので今後の情報に注意して下さい。
大雨に備えて側溝の掃除などをして周囲の水はけを良くしておくほか、避難用持ち出し袋の準備やハザードマップによる避難所への安全な道順の確認などをしておきましょう。
一方、オホーツク海高気圧に覆われる北海道は雲が多いながらも晴れ間のでる日があり、太平洋高気圧に覆われる沖縄はおおむね晴れる日が続く見込みです。

最高気温は30℃以下になる日もあり極端な暑さは落ち着きますが、雨の降る日が続き蒸し暑いでしょう。引き続き室内を快適な温度に保ち、こまめに水分の補給をするなど、熱中症予防対策が必要です。雨が降り湿度も高いため、洗濯物はためないようにしてこまめに部屋に干して片付けるようにした方がよさそうです。



※2021年8月より、空もようは毎週水曜日または木曜日、そして毎週日曜日の週2回の更新となります。