気象トピックス・コラム
空もよう
猛烈な暑さの日が多く熱中症に警戒

◆この先一週間のポイント
・九州南部や四国の太平洋側は31日(日)にかけて大雨に警戒
・8月2日(火)~3日(水)は北日本で大雨の恐れ
・体にこたえる暑さ、熱中症に警戒


週間予報【7月30日(土)~8月5日(金)】

▽31日(日)にかけて
台風5号は奄美に接近した後、30日(土)に九州の西に進み、31日(日)には黄海で熱帯低気圧に変わる見込みです。台風は離れていきますが、湿った空気が流れ込み続ける九州南部や四国の太平洋側には発達した雨雲がかかり続けるでしょう。雨が続き雨量が多くなるため、大雨による土砂災害や河川の増水などへの警戒を継続してください。また、うねりを伴った波の高い状態も続くため、沿岸の海域では注意が必要です。

台風の予想進路図

本州や北海道は高気圧に覆われ晴れる所が多いですが、関東から西では山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。山や川などでレジャーを予定されている方は、天気の急変に注意してください。

▽8月1日(月)以降
太平洋高気圧に覆われる西日本や東日本を中心に夏空が広がり強い日差しが照りつけますが、北日本は湿った空気や前線の影響で曇りや雨となるでしょう。特に2日(火)~3日(水)は前線や低気圧の影響で大雨となる恐れもあるため、今後の情報に注意が必要です。晴れる西日本や東日本も所々で夕立の可能性があり、外出などされる際は空もようの変化に気を付けてください。

流れ込む暖かい空気や強い日差しの影響で、全国的に気温は平年より高い日が多いでしょう。日中の気温は西や東日本は所々で35℃以上の猛暑日となり、北海道でも30℃を超える所もある見込みです。体にこたえる厳しい暑さが続くため、なるべく外出は控え、室内では適切に冷房を使用するなど熱中症に警戒が必要です。また、夜の気温も下がりにくく熱帯夜の所も多いため、夜間の熱中症対策も万全にしてください。
今が一年で最も暑い時期です。体調を崩さないように健康管理に注意をして、暑さを乗り切りましょう。