気象トピックス・コラム
空もよう
猛暑続く、きょうも熱中症対策を!

 

東京のきょう9時の気温は29度と、真夏日一歩手前です。富山ではすでに32.4度、大阪は30.7度と、すでに真夏日になっている所もあります。きのうは、中国、四国、近畿、北陸、関東甲信で梅雨明けの発表がありました。「梅雨明け10日」という言葉がありますが、これは、梅雨明け直後は安定した晴天になることが多いという意味で、このとおり、きょうも晴れて暑くなる所が多くなりそうです。予想最高気温は、梅雨明けした中国地方の鳥取で36度、四国の高松で34度、近畿の大阪で37度、東海の名古屋で35度、関東甲信の熊谷で35度(気象庁発表11時の予報)と、猛暑日の所もあると予想されています。

 

7月20日3時実況天気図

 
 
 
 

今夜にかけて、太平洋高気圧がさらに勢力を強めるために、梅雨明けした西日本や東日本の各地で晴れて気温が上がる見込みです。ただし、四国沖には低気圧があるため、四国の高知や徳島の一部では、雨や雷雨の所がある見込みです。このように晴れて気温が上がると、心配なのは夕立です。きょうは、大気の状態は比較的安定していますので、夕立は、地形の影響で起こる山沿いに限られそうです。
それから、気になるのが、北海道の北にある停滞前線です。北海道では、この前線に向かって暖かい空気が流れ込み、大気の状態が不安定です。曇りや雨の所が多く、晴れ間がでても突然雨が降りだすこともあるでしょう。気温は、30度を超える真夏日の所はなくなり、網走や函館では平年よりも高く、その他は平年並みとなりますが、湿度が高く、蒸し暑くなる見込みです。西日本や東日本の同様に、熱中症対策が必要です。

 

7月20日21時予想天気図

 
 
 
 

あすも、きょうと同じように、沖縄から西日本、東日本にかけて晴れて厳しい暑さが続く見込みです。そして、あすのポイントは、西日本や東日本だけでなく、北海道や東北など、北日本でも真夏日の所が増えることです。日本列島全体で暑さが厳しく、熱中症対策が必要です。きょうの私の水筒には、疲労回復に有効なクエン酸を豊富に含む、ハイビスカスをブレンドしたお茶が入っています。だるさ対策もあわせて、この夏を乗り切りましょう。