台風15号の影響で、小笠原諸島では大荒れの天気が続いています。台風は、相変わらず動きが遅い状態が続いています。あすになると、ようやく北北東へ速度を上げながら進む見通しです。小笠原諸島では、もうしばらく、暴風や土砂災害、高波に警戒が必要です。また、この台風の影響で、太平洋沿岸を中心に広い範囲で波浪注意報が発表されています。今後、関東近海や三陸沖ではさらに波が高くなる恐れがあります。海上を中心に風も強まりますので注意をして下さい。

1日18時気象衛星ひまわり

台風15号の北側に秋雨前線があるため、今夜は関東地方で雨の降る所があり、あすの昼ごろかけて続く見込みです。また、東北の太平洋側も今夜は次第に雲が広がり、あすは雨が降るでしょう。北海道の今夜は、日本海側は晴れますが、太平洋側は雲が多く、あすは雨が降りだします。その後、台風は日本の東の海上を北上する可能性があり、関東や東北の日本海側だけではなく、北海道でも次第に荒れた天気となる恐れがありますので、今後の情報にご注意下さい。
西日本は、今夜からあすにかけて晴れる所が多いですが、日本海側では、気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、にわか雨の所もある見込みです。日中は、太平洋側を中心に相変わらず暑いですが、朝は、少しずつしのぎやすくなってきそうです。

2日9時予想天気図

また、台風16号が南シナ海で発生しました。この台風は、このまま大陸へ進む予想になっています。沖縄の先島地方では、あすは台風16号の湿った空気の影響で曇りや雨で、激しく降る所もある見込みですが、本島地方や大東島地方は晴れて残暑が続きそうです。