気象トピックス・コラム
空もよう
あすは広い範囲で行楽日和となるが、北海道は雷雨に注意

 
きょうは、秋雨前線が次第に南海上へ離れました。朝までは雲が多く所々で雨が残りましたが、次第に天気は回復に向かい晴れた所が多くなりました。一方、東日本や北海道では上空の気圧の谷や寒気の影響で大気の状態が不安定となりました。所々で雨が降り、局地的に雷を伴い雨脚が強まりました。
日中の気温は広い範囲できのうよりも高くなり、東海や西日本では30度を超える厳しい残暑となった所もありました。沖縄の那覇では真夏日が6月20日から81日間続き、観測史上初となりました。
 

8日15時実況天気図

 
 
 
 
あすは移動性の高気圧に覆われるため、九州から東北にかけての広い範囲で晴れるでしょう。にわか雨があるのは東海や東北北部の一部となる見込みで、絶好の行楽日和となるでしょう。一方、北海道は寒冷前線が通過するため、引き続き大気の状態が不安定です。午前中は晴れ間のでる所もありますが、午後を中心に落雷や突風、急な強い雨などに注意が必要です。また、沖縄も前線の影響で雲が多く、午前中は雨や雷雨となる所もある見込みです。北海道や沖縄へお出掛けの方は折り畳み傘があると安心です。
日中は西日本を中心に残暑が続きますが、朝晩と日中の気温差が大きいため服装を上手く調節するなど体調管理にご注意下さい。
 
あさって日曜日も行楽日和の続く所が多いですが、月曜日は前線が近付くため天気は西から下り坂となりそうです。
 

9日9時予想天気図

 
 
 
 
日に日に日没が早くなっているのは憂鬱ですが、秋の虫の美しい音色を聞ける楽しみがあることに気付きました。