気象トピックス・コラム
空もよう
広範囲で雨、激しい雨や落雷にも注意!

 

秋雨前線が日本列島を横切るように停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、福岡の耳納山では、7時までの1時間に63ミリの非常に激しい雨を観測しており、九州や中国地方の日本海側では、1時間に30ミリ以上の激しい雨を観測している所もあります。福岡県には大雨や洪水の警報、大分県では大雨や洪水の警報の他、土砂災害警戒情報が発表されている所があります。浸水害や土砂災害に警戒して下さい。

 

7日3時実況天気図

 
 
 
 

この後は、今夜にかけて秋雨前線が太平洋沿岸まで南下する見込みです。きょうは前線の南下に伴い、西日本から東日本の広い範囲で雨が降り、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。午前中は、西日本の日本海側を中心に、昼過ぎからは東日本の日本海側を中心に雨が激しく降る所があり、夜は、東日本の太平洋側で激しい雨の降る所があるでしょう。
北日本は、北海道は日本海側やオホーツク海側で晴れ間がでますが、前線を伴った低気圧の接近で雲が広がりやすく、昼前後を中心に雨や雷雨となる所がある見込みです。北海道の太平洋側や東北は、曇りや雨でしょう。

 

7日21時予想天気図

 
 
 
 

あすになると前線はさらに南下し、日本列島から離れていきます。このため、天気は回復に向かう所が多くなるでしょう。但し、北海道では、寒冷前線の接近で雨や雷雨の所がある見込みです。大気の状態が不安定になっていますので、北海道では、落雷や突風、降ひょうなどにご注意下さい。