気象トピックス・コラム
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きょうは立冬

 

きょうは二十四節気のひとつ「立冬」、暦の上ではきょうから冬です。

 

暦より先に「山」では冬を迎えています。気象台や測候所では「初冠雪」を全国44の山で観測をしていますが、先月末の寒波の到来で観測地点が一気に増え、ことしは全部で21の山が白く雪化粧しました(2018/11/6 12:00まで)。初冠雪は西高東低の気圧配置となり強い寒気が流れ込んでくると観測されることが多いですが、この気圧配置は立冬の前後から現れだし、太平洋側の各地で吹く「木枯らし」もちょうどこの頃から吹きはじめます。

 

「初冠雪」や「木枯らし1号」は冬の到来を告げる使者です。立冬はそんな季節だと伝える暦の節目なのです。まだ暖かい日もあるかと思いますが、徐々に山の雪も多くなり、木枯らしが吹きはじめ、立冬を境にこれから冬に向かいます。コートやマフラー、手袋の他、雪国では冬タイヤへの交換など、冬支度を進めていきましょう。