気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】クリスマス寒波と年末寒波に警戒を

◆天気のポイント【12月24日(木)~30日(水)】
・クリスマスは、北日本や北陸で荒れた天気の恐れ。大雪、風雪、雪崩、高波に注意。
・週明けの雨を境に、年末は強い寒気が南下。大雪や寒さへの再度の備えを。


週間天気【12月24日(木)~30日(水)】

24日(木)クリスマスイブには、前線を伴った低気圧が北海道の北と九州の南を通過する見込みです。低気圧に向かってこの時期としては暖かい空気が流れ込みます。北海道は雪ですが、東北から南の地方は雨の所が多くなるでしょう。降り方が強まり、雷を伴う所もある見込みです。雪国では、雪融けによる路面状況の悪化や雪崩などに注意して下さい。

25日(金)クリスマスは、北日本中心の冬型の気圧配置となります。北陸から北の日本海側では雨が雪に変わり、風も強まりふぶく所もあるでしょう。26日(土)にかけて大雪、風雪、雪崩、高波に注意が必要です。

27日(日)~28日(月)にかけて東シナ海から低気圧が近付き、日本の南岸を東へ進む見込みです。北日本には寒気が残るため、全国的に天気が崩れるでしょう。北日本は雪の所が多く、東日本や西日本の山沿いでも雪の所がある見込みです。関東や東海、近畿など平野部では雨になりますが、関東では気温が低くなる可能性もありますので最新の情報をご確認下さい。

この低気圧の通過後に強い寒気が流れ込み、30日(水)ごろから冬型の気圧配置が強まるでしょう。この年末の寒波は、クリスマス寒波より強烈と見込んでいます。日本海側では北日本や北陸だけでなく、西日本でも大雪や路面の凍結に対する備えが必要です。太平洋側では、再び冷たく強い北風の吹く寒い年末となる見込みです。空気も乾燥しますので、火の取り扱いに気を付けながら、寒さ対策をしっかりするようにして下さい。