気象トピックス・コラム
空もよう
太平洋側はすっきりしない天気、熱帯低気圧にも注意

◆この先一週間のポイント
・東北から西日本の太平洋側は雲が多く、8日(木)は関東甲信や東海で大雨に注意
・熱帯低気圧の今後の動きに注意
・蒸し暑さの続く所が多く、北日本は昼夜の気温差に注意


週間予報【9月8日(木)~9月14日(水)】

この先一週間は、湿った空気が流れ込む影響で東北から西日本は太平洋側を中心に雲が多く、すっきりしない空もようとなります。所々で雨が降り雨脚の強まる所もあるでしょう。特に8日(木)は、関東甲信や東海では局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所もある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。
一方、東北の日本海側や北海道は移動性高気圧に覆われ秋晴れとなる日が多いですが、13日(火)は気圧の谷が通過するため雲が広がる見込みです。

日本の南には熱帯低気圧があり、11日(日)~12日(月)頃に沖縄方面に進む可能性があります。今後の動向に注意してください。 また、日本の南の海面水温が高くなっており、今後も熱帯低気圧や台風が発生する可能性があります。今後も最新の気象情報を確認し、いつ熱帯低気圧や台風が近づいても良いように備えを万全にしてください。

9月6日の海面水温(気象庁HPより)

東北から西日本の太平洋側ではすっきりしない天気の日が多いですが、最高気温は平年並みか平年より高い日が多いでしょう。東海から西の地方を中心に30℃を超える日も多く蒸し暑さが続くため、日差しが少なくても油断をせずに熱中症対策を万全にしてください。
北海道や東北の日本海側も日中は30℃前後まで気温の上がる所がありますが、湿度が低くカラッとした暑さでしょう。内陸を中心に朝晩と日中の気温差が大きくなる日もあるため、服装選びに注意をして体調を崩さないようにしてください。