気象トピックス・コラム
空もよう
台風14号、三連休に日本へ接近、警戒を。

◆この先1週間のポイント
・台風14号が三連休前半に西日本へ接近、連休明けにかけて東日本から北日本へ。
・16日(金)の晴れ間が貴重に。台風への備えや洗濯・買い物など有効活用を。


週間予報【9月16日(金)~22日(木)】

三連休にレジャーや旅行などを計画していた方もいらっしゃるかと思いますが、この連休は台風14号が日本に接近し、荒れた天気となる見込みです。交通機関への影響などを考慮して余裕のある無理のない行動を心がけてください。海・山のレジャーなどを計画されている方は、出かける方面によっては計画の変更も必要になりそうです。

       進路は定まっていないが、三連休の日本に影響あり
大型の台風14号は17日(土)ごろに強い勢力で奄美付近を通過したあと、18日(日)に勢力を維持したまま九州にかなり接近または上陸する恐れがあります。19日(月)以降の予報円は日本をほぼ覆うような形で大きく進路は定まっていませんが、大雨・暴風・高波・高潮などへのあらかじめの備えが必要になりそうです。

17日(土)は、奄美地方で大荒れの天気となるほか、台風の湿った空気がぶつかる西日本から東日本にかけての太平洋側の南東斜面で雨が強まり、長く続くと大雨になる恐れがあります。大荒れの天気となる奄美地方では、遅くとも16日(金)までに台風への備えが必要になりそうです。大雨に備えて側溝の掃除のほか、暴風に備えて飛ばされやすい物は部屋の中にしまうなどの対策をしておきましょう。

           連休スタートは奄美付近に接近
18日(日)は三連休の中日ですが、台風は九州南部にかなり接近または上陸の恐れがあり、その後九州を北上し大荒れの天気をもたらす可能性があります。その後、19日(月)以降は、日本海を進むか日本を横断するか太平洋沿岸を進むかで大きな影響を受ける場所が異なってくるでしょう。連休明けの20日(火)ごろにかけては最新の台風予報を確認するだけでなく、旅行先などの道路や交通の情報もあわせて確認するようにしてください。

           道路情報などの交通情報の確認を
16日(金)の気温は西日本や東日本で最高気温が30℃以上の真夏日の所が多く、北日本も平年より高めで残暑が厳しいでしょう。台風が接近する三連休中もムシムシとした暑さが続く見込みです。
台風が去ったあとは、暑さが少し落ち着きそうです。北海道では最高気温が20℃に届かなくなる日もあり、季節が秋に進んでいくでしょう。