気象トピックス・コラム
空もよう
東北は30日(火)頃まで大雨に警戒

 

◆この先一週間のポイント
・東北は30日(火)頃にかけて警報級の大雨の恐れ
・猛暑が続くため熱中症に警戒

 

週間予報【7月27日(土)~8月2日(金)】

 

48時間降水量の日最大値(26日14時50分現在 出典:気象庁)

 

梅雨前線が東北付近に停滞し、山形県を中心に記録的な大雨になっています。
48時間降水量は、山形県真室川町差首鍋で434.5mm、山形県新庄市で402.5mmと、わずか2日間で400mm以上の雨が降りました。それぞれ観測史上1位で、新庄市は7月の平年の2倍近くの雨量になりました。
また、秋田県でも猛烈な雨が降り、48時間降水量は、由利本荘市で275.0mm、北秋田市阿仁合で270.5mmと、観測史上1位の大雨になりました。
山形県内や秋田県内では氾濫が発生している河川や土砂災害の危険度の高まっている斜面があるため、最大級の警戒が必要です。

 

 

梅雨前線は30日(火)頃にかけて北日本付近に停滞し、前線上を低気圧が通過する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東北の日本海側を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。これまでの記録的な大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があるため、少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫に厳重に警戒してください。
8月1日(木)頃からは梅雨前線の活動が弱まるため、晴れ間のでる所が多くなる見込みです。

 

関東から西の各地は、高気圧に覆われ晴れる日が多く強い日差しが照りつけますが、午後は所々でにわか雨や雷雨があるため、天気の急変に注意が必要です。夏祭りや花火大会などに行かれる方や山や川などのレジャーなど、特に屋外での活動を予定されている方は空模様の変化に十分注意をしながら楽しむようにしてください。

 

 

この先もしばらく厳しい暑さが続くでしょう。最高気温は西日本や東日本で35℃前後まで上がる所が多く、名古屋や福岡などでは37℃~38℃と体温を超えるような危険な暑さが続く所もある見込みです。日中の暑い時間帯はなるべく屋外での活動を控えたり、屋内でも冷房を使用するなど熱中症に警戒が必要です。また、雨の降りやすい北日本も気温が高く蒸し暑いため、避難先などで生活をされる方は熱中症対策を万全にしてください。さらに、夜間の気温も高く熱帯夜の続く所も多いでしょう。
一年の中で最も暑い時期を迎えていますが、この先はそれを上回る暑さが続く見込みです。睡眠や栄養をしっかり取り、体調管理に注意してください。