気象トピックス・コラム
空もよう
台風5号が北日本に接近・上陸の恐れ

 

◆この先一週間のポイント
・12日(月)頃は台風5号が接近する北日本で大雨、暴風、高波に警戒
・厳しい残暑が続くため熱中症に警戒

 

週間予報【8月10日(土)~8月16日(金)】

 

 

台風5号は日本の東を発達しながら北上する見込みです。台風は11日(日)には次第に進路を西寄りに変え、三連休最終日の12日(月)頃に暴風域を伴いながら北日本に接近・上陸する恐れがあります。北日本では大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、暴風、高波に警戒が必要なため、最新の気象情報を確認し早めに台風への備えをしてください。また、交通機関に影響が出る可能性もあるため、連休中に旅行や帰省など移動をされる方は、最新の交通情報を確認し、場合によっては予定を変更することも必要です。

 

 

西日本や東日本は晴れ間のでる日が多いですが、湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続くでしょう。日差しはあっても、にわか雨や局地的な雷雨の可能性があるため、天気の急変に注意が必要です。三連休やお盆休み、夏休み期間中ということもあり、山や川など屋外でレジャーをされる方も多いかもしれませんが、空模様の変化に気を付けてください。黒い雲が近付いてきたり、雷の音が聞こえてきたりしたときは積乱雲が近付いている兆しのため、すぐに避難するようにしましょう。また、台風5号から離れていても東日本の太平洋沿岸を中心に波が高くなるため、海のレジャーは注意してください。

 

日本の南の海上には、新たに熱帯低気圧が発生する可能性もあります。期間の終わり頃の天気に影響する可能性もあるため、最新の情報を確認してください。

 

 

7日(水)の立秋を過ぎ暦の上では秋を迎えましたが、この先一週間も厳しい残暑が続くでしょう。西日本や東日本では最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多く、体温を超えるような危険な暑さになる所もある見込みです。なるべく暑い時間帯の外出を控え、こまめに水分や塩分を補給し、屋内でも適切に冷房を使用するなど熱中症に警戒してください。また、夜間の気温も高く最低気温が25℃を下回らない熱帯夜の所も多いため、昼夜を問わず熱中症への対策が必要です。
睡眠や栄養をしっかり取り、厳しい残暑を乗り切りましょう。