空もよう

◆この先1週間のポイント
・九州北部~東北南部まで梅雨明けの可能性。東北北部はもうしばらく梅雨空か。
・梅雨明け後は猛烈な暑さとなる。熱中症に厳重警戒。
・22日(月)にかけて大気の状態が不安定。ゲリラ豪雨の可能性も…。
・沖縄は、熱帯低気圧の今後の動きに注意。
週間予報【7月20日(土)~26日(金)】
沖縄や奄美に続いて、7月17日に九州南部、18日に東海と関東甲信で、19日には四国で梅雨明けの発表がありました。この先、太平洋高気圧が日本への張り出しを強め、梅雨前線が東北北部まで押し上げられそうです。今週末から来週明けにかけて、まだ梅雨明けしていない九州北部から東北南部にかけても梅雨明けの可能性があるでしょう。東北北部には前線が停滞するためもうしばらく雨が続き、22日(月)ごろにかけては日本海側を中心に警報級の大雨になる所もある見込みです。低い土地の浸水や河川の氾濫・土砂災害に注意・警戒してください。北海道も曇りや雨の日が多いでしょう。
また、前線の南側の地方は太平洋高気圧に覆われ晴れますが、前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が不安定になるため、局地的な激しい雷雨の日もありそうです。梅雨明けしていても空もようの急な変化にお気をつけください。

また、フィリピンの南東の低圧部の雲がまとまり、熱帯低気圧になっています。今後、台風に発達するなどした場合、23日(火)~24日(水)ごろにかけて、沖縄の海上は大しけになる恐れもありますので今後の情報に注意してください。

この先1週間の気温は平年よりかなり高く、気象庁や各地方気象台は、北海道のオホーツク海側と日本海側を除いた地域に「高温に関する早期天候情報」を発表して、熱中症や農作物の管理に注意するように呼び掛けています。北日本でも最高気温が30℃前後と真夏日が続く所があり、東・西日本は35℃以上の猛暑日が続く所が多くなりそうです。体温を超えるような危険な暑さになる所もあるでしょう。また、夜間帯も気温が下がらず、最低気温は25℃以上の熱帯夜が続く所が多くなる見込みです。昼夜問わない熱中症対策を行いましょう。のどが渇く前に水分補給をしたり、眠る前にコップ1杯の水を飲んだりして水分や塩分・ミネラルの補給を行うことが大切です。また、極めて暑さの厳しい昼前後の時間帯には外出を控え、涼しい環境を作り室内でお過ごしください。外での作業や運動をするときは適度に休憩をとり、無理のない行動をしましょう。

梅雨が明けて、本格的な夏のスタートということで、小中学校なども夏休みに入ります。海山のレジャーや川遊び、花火大会など夏のイベントがたくさん控えていますが、熱中症にかからないよう注意しながら、楽しい夏の思い出を作ってください。