◆この先1週間のポイント
・12日(金)は西~東日本で大雨に警戒
・来週は晴れ間が戻り、梅雨明けの可能性も
・蒸し暑さが続くため熱中症対策を
週間予報【7月12日(金)~19日(金)】
12日(金)は本州南岸に梅雨前線が停滞し、前線上の低気圧が東へ進んでいます。低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっている状況です。
西日本では1時間に50mmを超える非常に激しい雨を観測している所があり、活発な雨雲はこの後、低気圧の東進に伴って東へ進みます。東海地方は昼過ぎにかけて局地的に非常に激しい雨が降り、関東も雷を伴って雨脚が強まるでしょう。
西日本ではすでに災害が発生している所もあり、引き続き広い範囲で土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風にもお気をつけください。
三連休中も、前線や湿った空気の影響を受けやすいでしょう。13日(土)は北日本中心に晴れ間も出ますが、東~西日本は太平洋側を中心に所々で雨や雷雨がありそうです。14日(日)~15日(月・海の日)も東~西日本中心に雨の降る所がある見込みです。
連休明けの16日(火)以降は徐々に前線が北上し、東~西日本で日差しが戻るでしょう。前線の動向次第ではありますが、梅雨明けとなる可能性があります。
なお、平年の梅雨明けは九州南部が7月15日頃、四国が7月17日頃、九州北部や中国、近畿、東海、関東が7月19日頃となっています。間もなく本格的な夏がやってきそうです。
気温はしばらく平年並みか高い状態が続くでしょう。東~西日本は30度前後で極端な暑さはありませんが、湿度が高く蒸し暑く感じられそうです。
晴れる北日本も30度前後まで上がり、この時期としては気温が高くなるでしょう。札幌も17日(水)は真夏日となる予想です。
最低気温は東~西日本で25度前後と熱帯夜になる所もある見込みです。寝る前にコップ一杯の水を飲み、起床後もすぐ水分を摂るようにするなど、昼夜問わず熱中症対策を心掛けてください。