気象トピックス・コラム
空もよう
三連休は強雨に注意、彼岸を過ぎても残暑続く

◆この先1週間のポイント
・三連休は広く雨、東海では警報級の大雨の恐れ
・彼岸を過ぎても残暑続く、気温の変化に要注意


週間予報【9月22日(木)~9月28日(水)】

23日(金)は秋分の日で、秋分の日を挟む前後3日間は秋のお彼岸です。暑さ寒さも彼岸までといいますが、台風14号が過ぎ去った後は秋の空気に入れ替わり、21日(水)は全国的に涼しい朝となりました。日中も爽やかな陽気で日差しの届いた所が多くなりましたが、この秋晴れは束の間となりそうです。次の三連休は広い範囲で雨が降り、雨脚の強まる所もあるでしょう。

22日(木)は高気圧に覆われる北日本で晴れ間がでますが、東日本や西日本は湿った空気の影響で曇りや雨の天気となる見込みです。東日本では次第に雨の範囲が広がり、関東は昼過ぎから雨で、日中も22℃前後と肌寒く感じられるでしょう。

23日(金)から24日(土)は広い範囲で雨が降る見通しです。南の海上に発生している熱帯低気圧が北上するため、湿った空気の流れ込みが強まり、雨脚の強まる所があるでしょう。東海では警報級の大雨となる恐れがありますので、土砂災害や低地の浸水、河川の増水などに注意・警戒をしてください。また、前線の影響を受ける北海道も、24日(土)は強雨に注意が必要です。

22日(木)~24日(土)の天気傾向 (出典:気象サービス)
連休最終日の25日(日)は大陸から移動性高気圧が近付き、日本海側を中心に晴れて行楽日和となるでしょう。26日(月)も北日本では晴天が続く見込みです。 一方で、太平洋側は湿った空気の影響を受けて雲の多い天気が続きます。多少晴れ間のでる所もありますが、来週中頃にかけてスッキリしない天気となる見込みです。

高温に関する早期天候情報 (出典:気象庁)
気温は変化が大きく、秋の涼しさはいったん22日(木)までとなるでしょう。23日(金)の秋分の日以降は暖かい空気に覆われ、西日本を中心に最高気温が30℃以上の真夏日になる所がある見込みです。湿度も高くムシムシとした体感になるでしょう。

気象庁からは高温に関する早期天候情報が発表されていて、26日(月)頃からの約5日間は、北海道から九州北部の広い範囲で平年よりかなり気温が高くなる見通しです。農作物の管理などに注意をしてください。

彼岸を過ぎても残暑が続き、本格的な秋の訪れを感じられるのは、しばらく先となるでしょう。気温の変化が大きくなりますので、服装選びや体調管理にお気をつけください。