気象トピックス・コラム
空もよう
気温の変化と荒れた天気に注意

 

◆この先一週間のポイント
・三連休の最終日は北日本を中心に荒れた天気になる恐れ
・東日本や北日本は期間の中での気温の変化が大きく体調管理に注意


週間予報【10月6日(木)~10月12日(水)】

▽6日(木)~7日(金)
前線が日本の南海上に停滞するため、西日本や東日本の太平洋側は雨が降りやすいでしょう。特に、前線上の低気圧の影響を受ける東日本では、雨脚が強まったり風の強まる所もある見込みです。西日本や東日本の日本海側や北日本も、上空の寒気の影響で雲が多いでしょう。すでに北海道の利尻山や旭岳から初冠雪の便りが届いていますが、その他の北海道の山でも雪の降る可能性があります。

▽8日(土)~10日(月)
8日(土)は高気圧に覆われ晴れ間のでる所もありますが、9日(日)は大陸から低気圧が近付くため西日本から雨の範囲が広がるでしょう。特に10日(月)は低気圧が発達しながら日本海を進むため、北日本を中心に雨や風が強まり波も高く荒れた天気となる恐れがあります。9月の三連休は2回とも台風の影響を受けましたが、10月の三連休も台風の影響ではないものの連休最終日に再び荒れた天気や大雨となる可能性があります。旅行などを計画されている方は最新の気象情報や交通情報を確認し、場合によっては予定を変更することも必要です。この三連休のお出かけには8日(土)がおすすめです。

10日の週間アンサンブル予想図

▽11日(火)~12日(水)
連休明けの11日(火)は、発達した低気圧の影響が残る北日本では雨や風の強い状態が続きますが、東日本や西日本は晴れ間のでる所が多いでしょう。12日(水)は、高気圧に覆われ久しぶりに晴れる所が多くなる見込みです。洗濯物の外干しなど日差しを有効に活用してください。

上空の寒気の影響で、期間の中頃にかけて気温は北日本や東日本を中心に平年より低い状態が続くでしょう。北海道では日中も15℃に届かない所が多く、東京も7日(金)は15℃を少し超える程度で冷たい雨や風も吹くためより一層肌寒く感じられる見込みです。期間の終わり頃になると、暖かい空気が流れ込むため気温は平年を上回るでしょう。東京では30℃近くまで気温の上がる日があり、北海道でも20℃近くまで上がる所もある見込みです。
この先一週間は西日本ではほぼ平年並みの気温の所が多いですが、東日本や北日本は期間の中での気温の変化が大きくなります。服装を上手に選び、体調管理に注意してください。