気象トピックス・コラム
空もよう
週末以降は曇りや雨に、気温変化にも注意

 

7日正午と11日正午のアメダス気温 東京の最高気温を加工(出典:気象サービス)

次第に秋が深まり、日ごとの気温変化が大きくなっています。東京では先週初冬の寒さとなりましたが、きのう11日(火)は25℃を超える夏日となりました。一方で、あす13日(木)は再び11月並みの肌寒さとなる見通しで、体調管理や服装選びに十分注意が必要です。

天気の変化も大きく、あす13日(木)は秋晴れの所が多いですが、週末以降は西から雨の範囲が広がり、週明けは全国的に天気が崩れるでしょう。沖縄では、今後発生する熱帯低気圧の動きに注意をしてください。

◆この先1週間のポイント
・広く日差し届くが、太平洋側は雲多い
・週末以降は西から天気下り坂
・気温変化大、体調管理に注意


週間予報【10月13日(木)~10月19日(水)】

週間アンサンブル予想図(出典:気象庁、筆者加工)

13日(木)は、高気圧に覆われる北日本や東~西日本の日本海側で広く晴れるでしょう。一方で東~西日本の太平洋側は雲が多く、関東では冷たい雨が降る見込みです。14日(金)は関東を含め、ほぼ全国的に晴れるでしょう。

15日(土)も日差しの届く所が多いですが、西日本は次第に雲が広がる見込みです。16日(日)は前線が西日本付近にのび、西から雨の範囲が広がるでしょう。17日(月)は広く雨となり、前線の活動の程度によっては降水量が多くなる恐れがあります。

また、沖縄方面は今後新たに発生する熱帯低気圧の影響を受ける可能性があります。フィリピンの東で発生する熱帯低気圧は、週末にかけて沖縄の南に進む見込みで、その後の進路に関してはまだ不確実性が高くなっています。海面水温の高い海域を進むため発達する可能性があり、今後の動向に注意が必要です。

週末にかけて、東海から西は25℃以上の夏日になる所が多く、九州では30℃近くまで上がる所もあるでしょう。関東も13日(木)は肌寒いものの、その後はいったん気温が上がる見通しです。日中は半袖でも過ごせる陽気となるでしょう。

一方で、雨の後は次第に寒気が流れ込み、来週は全国的に気温が低くなる見込みです。東~西日本は日中も20℃前後で、長袖を選んだり、カーディガンや薄手のジャケットなどで重ね着をしたりするのが丁度良いくらいとなりそうです。北日本は日中も15℃前後の所が多く、コートが必要なくらいの寒さでしょう。

雨を境にまた一方季節が進み、秋物の洋服が活躍するようになりそうです。気温の変化が大きくなりますので、服装でうまく調節し、体調管理に十分お気をつけください。