気象トピックス・コラム
空もよう
週末13日(日)は荒れた天気に

9日(水)までの10日間の降水量は平年より少ない地方が多く、東京など1㎜以上の雨が観測されていない所もあります。

出典:気象庁

◆この先一週間のポイント
・13日(日)は北日本を中心に荒れた天気となる恐れ、最新の情報に注意
・週末にかけてと週明け以降で気温の変化が大きい、服装選びに注意


週間予報【11月11日(金)~11月17日(木)】

11日(金)は移動性高気圧に覆われ、西日本から北日本の広い範囲で穏やかに晴れる見込みです。洗濯物の外干しや布団干しをしたり、部屋の空気の入れ替えなどにも良いでしょう。ただし、空気が乾燥している地方も多いため、火の取り扱いには十分注意してください。
12日(土)も、晴れて紅葉狩り日和となる所が多いでしょう。湿った空気の影響を受けやすくなる九州や北海道などでは雨の降りだす所もあるため、お出掛けの際は折り畳み傘があると安心です。

13日(日)は、前線を伴った低気圧が発達しながら北日本を通過します。このため、北日本を中心に雨や風が強まり荒れた天気となる恐れがあり、大雨となる所もあるでしょう。交通機関に影響がでる可能性もあるため、旅行など週末に移動を予定されている方は、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認してください。西日本や東日本も前線の通過や暖かく湿った空気が流れ込む影響で雨が降り、季節外れの強い雨の降る所もあるでしょう。お出掛けには生憎の天気となりますが、空気を潤す恵みの雨となる見込みです。

13日の週間アンサンブル予想図 出典:気象庁の資料を加工

週明けの14日(月)は寒気が流れ込む北海道では、日本海側を中心に平野部でも雪の降る所が多いでしょう。車を運転される方は、路面状況の変化に注意してください。西日本は天気が回復し晴れる所が多くなりますが、東日本や東北は雲が残るでしょう。
15日(火)以降は、寒気の影響を受けやすい北陸から北の日本海側は雨が降りやすく、北海道では雪の降る所もありますが、関東以西は晴れ間も多いでしょう。ただし、関東では15日(火)は南海上を進む低気圧の影響で雨の降る可能性があります。

週末にかけて暖かい空気が流れ込みやすくなるため、気温は平年より高くなる所が多い見込みです。12日(土)の日中は西日本では25℃前後まで気温の上がる所があり、北海道でも15℃を超える所もある見込みでこの時期としては暖かいでしょう。週明けの14日(月)になると、寒気が流れ込む北海道では日中も10℃に届かない所が多く、東日本や西日本もこの時期らしい気温に戻る所が多くなる見込みです。
この先一週間は、週末にかけてと週明け以降で気温の変化が大きくなります。服装選びに気を付けてください。また晴れる日は朝晩と日中の寒暖差も大きくなるため、体調管理に注意が必要です。