気象トピックス・コラム
空もよう
週末は強い寒気が南下、日本海側は大雪に警戒

◆この先一週間のポイント
・18日(日)~19日(月)は日本海側の広い範囲で大雪や吹雪に警戒
・厳しい寒さの日が多く、防寒対策を万全に


週間予報【12月15日(木)~12月21日(水)】

冬型の気圧配置となり寒気が流れ込んだため、14日(水)は北陸や山陰などから初雪の便りが届きました。冬型の気圧配置は西から緩んできますが、寒気の影響が残るため日本海側では15日(木)にかけて雪の降る所が多いでしょう。特に北日本の日本海側では雪が強まり、積雪がさらに増える見込みです。風も強い状態が続きふぶくため、大雪や暴風雪への警戒を継続してください。関東から西の太平洋側では、晴れる所が多いでしょう。

15日の予想天気図と上空1500m付近の寒気の予想

16日(金)も寒気の影響が残る北日本は日本海側を中心に雪が降りやすく、週末の17日(土)は低気圧や前線が日本海と日本の南を東へ進むため、太平洋側も含めて広い範囲で冷たい雨が降るでしょう。内陸や山沿いでは雪になる所もある見込みです。

低気圧の通過後の18日(日)~19日(月)は、冬型の気圧配置が強まり強い寒気が流れ込むでしょう。日本海側では広い範囲で雪が降り、寒気の強さは15日(木)にかけてのものより強いため、九州北部の平野部でも雪になる可能性があります。風も強まり、大雪や吹雪で交通機関に影響が出る恐れもあるため、お出かけをされる方は最新の気象情報や交通情報を確認し、場合によっては予定を変更することも必要です。
関東以西の太平洋側は晴れ間もありますが、東海や近畿、四国など所々に雪雲が流れ込んでくるでしょう。

18日の週間アンサンブル予報と上空1500m付近の寒気の予想

20日(火)は冬型の気圧配置は緩んでくるため、日本海側の雪や雨の範囲は北陸から北の日本海側となるでしょう。太平洋側は晴れる所が多いですが、21日(水)は気圧の谷の影響で全国的に曇りや雨となり、北海道では雪が降る見込みです。

寒気の影響で北海道では日中も気温が0℃に届かない日が多く、東日本や西日本も日差しがあっても10℃に届かない日もあり真冬のような寒さでしょう。17日(土)は冷たい雨も降り、より一層寒く感じられるため、防寒対策を万全にしてお出かけください。
また、朝の冷え込みも強まり北海道では‐5℃を下回る日が多く、東日本や西日本も0℃前後まで下がる所もあるでしょう。
この先一週間は厳しい寒さの日が多いため、体調を崩さないようにお元気にお過ごしください。