気象トピックス・コラム
空もよう
冬らしい寒さの戻る一週間に

◆この先一週間のポイント
・冬らしい寒さが戻るため体調管理に注意
・19日(木)以降は北日本を中心に大雪に注意


週間予報【1月15日(日)~1月21日(土)】

最高気温の変化

ここ数日は全国的に暖かく1月としては記録的な高温になった所もありましたが、この先一週間は寒気の影響で冬らしい気温に戻る所が多くなるでしょう。北海道では日中も0℃に届かない真冬日の所が多く、西日本や東日本も10℃前後までしか気温の上がらない所が多くなる見込みです。気温の変化が大きく、これまで暖かい日が続いていたためより一層寒く感じられるでしょう。服装選びに注意をして、体調を崩さないようにしてください。
特に北海道では18日(水)頃から気温が平年よりかなり低くなる可能性があり、気象庁からは低温に関する注意を呼びかける早期天候情報が発表されています。農作物の管理や水道管の凍結などに十分注意してください。

低温に関する早期天候情報(12日気象庁発表)

太平洋側の地方では降水量が平年より少ない地方もあり空気の乾燥した状態が続いていましたが、東京では14日(土)に23日ぶりに1㎜以上の降水を観測し空気が潤いました。この先一週間は、太平洋側では晴れ間のでる日もありますが、16日(月)にかけては日本の南海上に停滞する前線や上空の気圧の谷の影響で雲が多く雨の降る所もあるでしょう。17日(火)~18日(水)は伊豆諸島付近に発生する低気圧や寒気の影響で、関東や東海の沿岸部を中心に冷たい雨や雪の降る可能性があります。低気圧のコースや発達の程度などはまだはっきりしないため、最新の情報を確認してください。
日本海側の地方では寒気の影響で雲が広がりやすく、雨や雪の降る所が多いでしょう。特に低気圧が北海道を通過し、冬型の気圧配置が強まる19日(木)以降は北日本を中心に雪の強まる可能性があります。改めて大雪への備えをしてください。風も強まりふぶく所もある見込みで荒れた天気となる恐れがあるため、最新の気象情報や交通情報に注意してください。

週間アンサンブル予想図(気象庁の資料を加工)