空もよう
◆この先1週間のポイント
・20日(金)以降、非常に強い寒気が度々南下。大雪・暴風雪の備えを。
・23日(月)は関東など太平洋側でも雪の可能性。今後の情報に注意。
・極めて厳しい寒さに。農作物の管理、水道管の凍結などに注意。
週間予報【1月19日(木)~25日(水)】
20日(金)は二十四節気のひとつ「大寒(だいかん)」。この日以降、強烈な寒気が度々南下し、冬型の気圧配置が強まる日が多くなりそうです。また、南岸低気圧が通過する日もあり、関東などの太平洋側でも雪の降る可能性があります。大雪・暴風雪・高波の他、厳しい寒さへの備えが必要になりそうです。19日(木)に低気圧や前線が通過した後、20日(金)に冬型の気圧配置が強まります。21日(土)にかけて上空1500m付近にマイナス6℃の寒気が九州北部から四国、関東地方をほぼ覆い、さらに強いマイナス12℃の寒気が北陸まで南下してくるでしょう。日本海側では北陸以北を中心に風雪が強まり荒れた天気となる見込みです。大雪、暴風雪、高波に警戒が必要です。
22日(日)に冬型の気圧配置が緩むと、次は東シナ海から低気圧が近付き23日(月)に日本の南岸を東へ進むでしょう。いわゆる太平洋側にも雪を降らせる恐れのある南岸低気圧です。今の段階の予報では、山では雪になりますが、平野部では雨が主体となる見通し。ただし、降り始めに一時的に雪になる所もあり、予報が変化する可能性もありますので最新の情報の確認が必要です。
南岸低気圧が日本の東の海上に離れると、再び強い寒気が南下し、24日(火)から25日(水)にかけて冬型の気圧配置が強まるでしょう。この時に流れ込む寒気は今シーズン一番強く、上空1500m付近に流れ込む寒気の中ではめったにないような記録的な強さとなる恐れがあります。1500m付近マイナス12℃が九州南部から四国、関東地方をすっぽり覆い、マイナス18℃が北陸まで南下してくるでしょう。各地点とも平年に比べて10℃程度低くなる見込みです。このため、西日本や東海、東北では、低い山を越えて雪雲が太平洋側にも流れ込み積雪となる所がある見込みです。日本海側は九州から北海道にかけて広く雪が降り大雪となり、ふぶく所もあるでしょう。大雪・暴風雪・高波に厳重に警戒してください。
21日(土)以降、厳しい寒さが続くでしょう。気象庁からは、低温に関する早期天候情報が北海道から九州に広く発表されています。1年のうちで最も寒い時期といわれている大寒の頃にこの情報が発表されているため、きわめて厳しい寒さが予想されます。農作物の管理や水道管の凍結に十分な注意が必要です。
また、日本海側には大雪に関する早期天候情報も発表されていて、大雪による車の立ち往生や除雪作業中の事故の増加などが懸念されます。この先1週間は、低温や大雪に対する十分な心構えと備えが必要になるでしょう。