気象トピックス・コラム
空もよう
10日(金)は関東平野部で雪の可能性

◆この先1週間のポイント
・10日(金)は関東平野部で雪の可能性
・気温変化大、週末は春の暖かさに
・花粉が飛散開始、花粉症の方は対策を


【週間予報2月8日(水)~2月14日(火)】

週間アンサンブル予想図(出典:気象庁、筆者加工)

8日(水)~9日(木)は寒気の影響を受け、北陸から北の日本海側で雪や雨が降るでしょう。また、9日(木)には前線を伴った低気圧が東シナ海へ進み、九州で次第に雨が降り出す見込みです。10日(金)にかけて降水域が東へ広がり、広範囲で天気が崩れるでしょう。

上空に寒気が残る中で擾乱が通過していくため、10日(金)は都心を含む関東平野部でも雪が降る可能性があります。現時点では雪で降り始め、次第に雨に変わっていく予想ですが、雪で降る時間が長くなれば積もることも考えられます。低気圧の進路や発達具合、寒気の入り方次第で状況が大きく変わりますので、今後も最新の情報にご注意ください。

11日(土)は西日本中心に晴れ間がでますが、12日(日)は再び西から低気圧や前線が近付きます。九州から雨が降り出し、13日(月)にかけて東~北日本も雨や雪となるでしょう。14日(火)は山陰から北の日本海側を中心に雪や雨が降る見込みです。

気温は日ごとの変化が大きくなるでしょう。8日(水)は東~西日本の太平洋側中心に3月並みの陽気になる所がありますが、9日(木)~10日(金)は気温が下がります。10日(金)は東京で5℃、仙台で1℃など、厳しい寒さになる見込みです。

一方で、11日(土)以降は再び暖かくなり、東海から西では15℃前後まで上がる見込みです。名古屋は13日(月)に16℃と、桜が咲く頃の暖かさになるでしょう。

また、沖縄も平年より気温の高い状態が続き、12日(日)~13日(月)は25℃近くまで上がる予想です。夏日に迫るような、汗ばむ陽気になるでしょう。

暖かくなると段々と花粉が飛びやすくなってきます。東日本や西日本ではスギ花粉の飛散が始まった地域もあり、少ないながらも花粉が飛び始めています。

週末以降は気温の上昇に伴い、更に花粉の飛散量が多くなってくるでしょう。特に晴れて気温の高い日や、雨上がりの晴れた日、乾燥して風が強い日などは注意が必要です。

いよいよ各地で花粉の飛散が始まります。本格的な花粉シーズンを迎える前に、医療機関を受診するなど、花粉症の方は早めに対策をしておくと良さそうです。