気象トピックス・コラム
空もよう
再び寒気襲来、大雪や寒暖差に注意

 

◆この先一週間のポイント
・14日(火)~15日(水)は日本海側で大雪に警戒
・気温の変化が大きくなるため体調管理に注意

 

週間予報【2月12日(日)~2月18日(土)】

10日(金)は、南岸低気圧の影響で関東甲信や東北南部で大雪となった所がありました。 12日(日)は北日本で雪や雨が降りますが、関東以西は高気圧に覆われ日中は穏やかに晴れるでしょう。夜は低気圧が近付く九州で雨が降りだし、この低気圧が13日(月)にかけて再び本州の南岸沿いを通過します。13日(月)は、九州から東北の広い範囲で天気が崩れますが、暖気が流れ込み気温が高いため、雪ではなく雨の所が多い見込みです。積雪の多い所では、雪崩や屋根からの落雪に注意してください。また、太平洋側の沿岸部を中心に発達した雨雲がかかり、風も強まる可能性があります。

 

予想天気図(13日21時)
低気圧の通過後の14日(火)~15日(水)は、冬型の気圧配置となり強い寒気が流れ込みます。上空1500m付近で、−6℃以下の平地で雪が降る目安の寒気が西日本や東日本に南下し、さらに強い−12℃以下の寒気が北日本に流れ込むでしょう。山陰から北の日本海側では広い範囲で雪となり、強く降る所もある見込みです。北日本を中心に大雪となる恐れがあり、積雪が急増するでしょう。等圧線の間隔も狭く、風も強まり吹雪で見通しが悪くなる可能性もあるため、車を運転される方は注意をしてください。太平洋側は晴れる所が多いですが、北寄りの風が強いため、外出の際は風を通しにくい服装を選ぶと良いでしょう。

 

予想天気図(14日21時、15日21時)
16日(木)以降は、寒気の影響が残る北日本の日本海側で雪の降る所もありますが、降り方は弱まってくるでしょう。西日本や東日本は、移動性高気圧に覆われ広い範囲で穏やかに晴れる見込みです。

 

気温は、13日(月)頃までは平年並みか平年より高く、西日本や東日本では日中は15℃を超える所もありますが、14日(火)~16日(木)は寒気の影響で平年より低くなる所が多いでしょう。北海道では、日中も−5℃前後までしか気温が上がらず厳しい寒さとなり、東日本や西日本も10℃に届かない所が多く、真冬の寒さが戻る見込みです。18日(土)頃になると寒気が北上するため、再び気温は平年より高くなり、西日本や東日本では日中の寒さは和らぐでしょう。
この先一週間は、期間の中での気温の変化が大きくなります。体調を崩さないように注意をして、お元気にお過ごしください。