気象トピックス・コラム
空もよう
厳しい残暑が続く、体調管理に注意

 

◆この先一週間のポイント
・厳しい残暑が続くため熱中症に警戒
・山沿いを中心に天気の急変に注意

 

週間予報【8月19日(土)~8月25日(金)】

 

この先一週間は、全国的に厳しい暑さが続くでしょう。西日本や東日本では日中は35℃前後まで気温が上がり、内陸部を中心に体温を超えるような危険な暑さになる所もある見込みです。北海道でも30℃を超える所もあるでしょう。屋外で活動をされる方は適度に休憩をとり、屋内でも我慢をせずにエアコンを使用するなど、熱中症に厳重な警戒が必要です。
また、夜間の気温も下がりにくく、最低気温が25℃以上の熱帯夜の所も多いでしょう。涼しい環境を作り、就寝前にコップ1杯の水を飲むなど、夜間の熱中症対策も忘れずに行うようにしてください。

早期天候情報(8月17日気象庁発表)
気象庁から、北日本や東日本、近畿、中国、九州北部に高温に関する早期天候情報が発表されており、期間の終わり頃からも顕著な高温が予想されています。23日(水)は二十四節気の「処暑」で、厳しい暑さが収まる頃ですが、今年はまだまだ体に堪えるような暑さが続くでしょう。睡眠や栄養を十分に取り、体調管理に注意をしてお元気にお過ごしください。また、農作物や家畜などの管理にも注意が必要です。

予想天気図(8月20日~25日)
日本の東に中心をもつ高気圧に覆われ、22日(火)頃にかけて晴れ間のでる所が多いですが、午後は山沿いを中心ににわか雨や雷雨があるでしょう。山や川など屋外でレジャーを予定されている方は、天気の急変に注意してください。真っ黒い雲が近づいてきたり、急に冷たい風が吹いてきた場合などは積乱雲が近づいている兆しです。
23日(水)以降は、高気圧の勢力が弱まり、湿った空気の影響を受けやすくなる見込みです。全国的に雲が広がりやすくなり、西日本や東日本の太平洋側では平野部でも雨の降る所があるでしょう。