気象トピックス・コラム
空もよう
強い寒気が南下、北海道で初雪の可能性も

 

◆この先一週間のポイント
・21日(土)は北海道で初雪の可能性も、北日本や北陸などの標高の高い所は積雪に注意
・寒暖差の大きい一週間になるため体調管理を万全に

 

週間予報【10月21日(土)~10月27日(金)】

 

21日(土)は西高東低の気圧配置となり、上空にはこの秋一番の寒気が流れ込みます。山陰から北の日本海側を中心に雨や雷雨となり、風が強く吹き波も高く荒れた天気となるでしょう。北海道には平地で雪の目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が流れ込むため、初雪となる可能性があります。また、東北や北陸などには山で雪の目安の上空1500m付近で0℃以下の寒気が流れ込むため、標高の高い所で雪が降り積雪する恐れもあります。峠道などで車を運転される方は、路面状況の悪化に注意してください。
関東から四国の太平洋側や九州は晴れ間がでますが、北寄りの風がやや強いでしょう。

 

 

22日(日)は西高東低の気圧配置は緩みますが、気圧の谷や寒気の影響を受ける北日本の日本海側では雨が残り、標高の高い所では雪の所もあるでしょう。引き続き車を運転される方は、路面状況の変化に注意してください。東日本や西日本は高気圧に覆われ晴れる所が多く、風の強い状態も収まるためお出かけ日和となる見込みです。
週明けの23日(月)以降は、高気圧に覆われ穏やかに晴れる日が多くなりますが、25日(水)は関東の南東の海上で発生する低気圧の影響で、東海や関東の沿岸部では雨の降る可能性もあるため、最新の気象情報を確認してください。

 

 

寒気の影響で、この週末は全国的に気温が下がります。特に、22日(日)の朝は北海道では5℃以下まで気温の下がる所が多く、東京や名古屋などでも10℃くらいとなり冷えるでしょう。日中の気温も、21日(土)は北海道で10℃を少し超える程度の所が多く、関東から西の地方も晴れても20℃前後の所が多い見込みです。北寄りの風もやや強く、気温よりも低く感じられるため、風を通しにくい服装でお出かけください。
週明け以降は再び気温が上昇し、西日本や東日本では25℃くらいになる日もあり、北海道でも20℃近くまで上がる所もあるでしょう。
この先一週間は、期間の初めと期間の中頃以降で寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないように気をつけてお過ごしください。