気象トピックス・コラム
空もよう
雨の後は寒気流入 来週前半は師走の寒さも


◆この先1週間のポイント
・10日(金)は季節を進める雨
・週末は北海道や東北北部で雪に
・来週前半は師走並みの寒さになる所も


週間予報【11月11日(土)~17日(金)】

 

 

10日(金)は低気圧や前線の影響で広い範囲で雨が降っています。1時間雨量は鹿児島県の尾之間で41.0 ミリ(~08:36)、徳島県の蒲生田で33.5ミリ(~08:05)などを観測しており、局地的に激しい雨が降っている状況です。この後も大気の不安定な状態が続き、所々で激しい雷雨となるでしょう。

 

雨の後は西高東低の冬型の気圧配置に変わり、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。北海道は10日(金)夜遅くから雪の降り出す所があり、11日(土)以降は日本海側中心に雪の範囲が広がる見込みです。内陸部や山沿いを中心に大雪となり、平地でも雪の積もる恐れがあります。

また、東北から西日本の日本海側も寒気の影響を受け、週明けにかけて曇りや雨の天気が続きます。東北北部は雪に変わる可能性が高く、東北南部から山陰も山沿いを中心に雪の混じる所があるかもしれません。落雷や突風の恐れもあるため、空模様の変化に十分注意をするようにしてください。

 

太平洋側は11日(土)以降、晴れ間の戻る所が多くなりますが、来週前半にかけて空気が冷たくなるでしょう。予想最高気温は全国的に平年より低く、13日(月)は師走並みの寒さになる所もありそうです。

11月上旬は30℃以上の真夏日を観測した地点もありましたが、来週前半にかけて急激に気温が下がり、冬のような寒さとなるでしょう。一方で、来週後半は暖気の影響を受けて再び気温が上がる予想も出ています。日ごとの寒暖差が非常に大きくなりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。