気象トピックス・コラム
空もよう
天気は周期変化 来週後半は春の陽気

◆この先1週間のポイント
・天気は周期的に変化
・12日(火)は雨風強まる
・来週後半は春の陽気


週間予報【3月9日(土)~15日(金)】

 

8日7時の積雪の深さ(出典:気象庁HP)

 

8日(金)は低気圧の影響で関東の広い範囲で雪や雨が降りました。朝はさいたまで4cm、東京や横浜では1cmの積雪を観測しており、路面状況が悪くなっている所もあるようです。雨雲や雪雲は東の海上へ離れつつあり、次第に天気は回復に向かいますが、お出かけの際は足元にご注意ください。

 

日本海側は9日(土)にかけて、大気の不安定な状態が続く見込みです。上空の寒気や低気圧の影響で、雨雲や雪雲が発達しやすく、雷を伴う所もあるでしょう。

10日(日)は高気圧に覆われ西~東日本を中心に広く晴れますが、11日(月)は西から天気が下り坂に向かいます。12日(火)は西~東日本や東北で雨が降り、風も強まるでしょう。

13日(水)以降は天気が回復し、日差しの戻る所が多くなります。花粉の飛散量が非常に多くなりますので、花粉症の方は万全の対策をしてお過ごしください。

 

気温は引き続きアップダウンが大きくなるでしょう。9日(土)~10日(日)は真冬並みの寒さの所もありますが、週明けは一旦寒さが緩み、雨が降る12日(火)は再び空気が冷たくなるでしょう。

一方、来週後半は暖かい空気が流れ込み、関東以西で15℃~20℃くらいまで上がる見込みです。北日本も3月下旬から4月並みの陽気となる見込みで、日差しの暖かさを感じられそうです。

この暖かさで東日本や西日本では徐々に桜のつぼみが膨らんでいくでしょう。桜開花の平年日は福岡で3月22日、東京や名古屋で3月24日などとなっていますが、今年は平年より早い開花となるかもしれません。来週後半以降の暖かさが鍵となる見込みで、今後の気温の推移に注目です。