気象トピックス・コラム
空もよう
週末から週明けは西日本や東日本で大雨に警戒

 

◆この先一週間のポイント
・24日(月)にかけて西日本や東日本で警報級の大雨の所も、最新の情報に注意
・蒸し暑い日が多くなるため熱中症対策を万全に

 

週間予報【6月22日(土)~6月28日(金)】

 

24時間降水量の日最大値(21日15時現在 出典:気象庁)

 

梅雨前線の活動が活発になり、21日(金)の明け方から朝にかけて鹿児島県で線状降水帯が発生し、24時間降水量が指宿で423mm、喜入で370mmに達するなど、観測史上1位の記録を更新する大雨となりました。鹿児島県では大雨で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害に注意してください。

 

 

22日(土)は、梅雨前線上の黄海付近で低気圧が発生するため、九州から雨の範囲が広がるでしょう。23日(日)には前線上の低気圧は日本海へ進むため、九州から東北にかけての広い範囲で雨となる見込みです。21日(金)は、関東甲信、東海、近畿で平年より約半月遅い梅雨入りとなりましたが、24日(月)にかけて低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本では梅雨入り早々警報級の大雨となる所があるでしょう。最新の気象情報を確認し、大雨への備えをしてください。

 

25日(火)以降も、梅雨前線が東シナ海から西日本付近に停滞します。このため、西日本や東日本は曇りや雨のぐずついた天気が続き、北日本も低気圧や気圧の谷の影響で雲の多い日が続く見込みです。

 

一方、梅雨明けしている沖縄では、この先一週間は太平洋高気圧に覆われ晴れる日が続き、強い日差しが照りつけるでしょう。紫外線対策を万全にしてください。

 

 

気温は、平年並みか高い日が多いでしょう。日中の気温は30℃くらいまで上がる所が多く、北海道でも28日(金)は28℃まで上がる予想です。日差しの少ない日が多くなりますが、湿度が高くかなり蒸し暑くなることで、熱中症の危険性が一層高まるため、曇りや雨でも油断をせずに対策を万全にしてください。また、夜間の気温も西日本や東日本を中心に下がりにくく、福岡の23日(日)の最低気温は25℃で熱帯夜となる見込みです。
この先一週間は、昼夜を問わず熱中症にならないように体調管理に注意をしてお元気にお過ごしください。