気象トピックス・コラム
空もよう
三連休にかけて大雨の恐れ 猛烈な残暑は落ち着く

◆この先1週間のポイント
・台風14号は低気圧に変わり日本付近へ
・連休中は低気圧や前線の影響で大雨の恐れも
・前線通過後は秋の空気が流れ込む


週間予報【9月20日(金)~26日(木)】

 

 

18日(水)頃に沖縄を通過した台風14号は、20日(金)9時現在、時速20kmで中国大陸を北西に進んでいます。21日(土)には黄海に進み、前線に取り込まれて温帯低気圧に変わるでしょう。

この台風から変わる温帯低気圧が、三連休にかけて日本付近に進む見込みです。熱帯由来の非常に暖かく湿った空気を持ち込むことで、秋雨前線の活動が活発化し、22日(日・秋分の日)を中心に広い範囲で大雨となる恐れがあります。

 

東北では既に前線の影響で大雨となっている所があり、20日(金)朝には秋田県で線状降水帯が発生しました。秋田県や山形県は20日(金)日中にかけて線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が降り続ける恐れがあります。土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

21日(土)になると、台風から変わる温帯低気圧が対馬海峡に進み、22日(日・秋分の日)にかけて日本海から三陸沖に達する予想です。低気圧や前線に向かって湿った空気が流れ込み、広範囲で雨が強まるでしょう。東北から九州を中心に警報級の大雨となる恐れがあるため、今後の情報にご注意ください。

 

23日(月・振替休日)以降は前線が本州の南に停滞しやすくなるでしょう。週中頃も東日本や西日本を中心に雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。

また、前線の南下に伴って北から秋の空気が流れ込む見込みです。続いていた猛暑の峠を越え、熱帯夜からも解放されるでしょう。暑さ寒さも彼岸までと言う通り、秋分の日辺りを境に季節が進んでいきそうです。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。服装選びや体調管理に十分お気をつけください。