◆この先1週間のポイント
・しばらく曇りや雨の天気に
・大型の台風21号 今後の動向に注意
・気温は平年より高い状態が続く
週間予報【10月26日(土)~11月1日(金)】
25日(金)は広い範囲で日差しが届いていますが、26日(土)以降は前線が北上し、太平洋側から天気が崩れる見込みです。前線はしばらく停滞を続ける見通しで、秋の長雨となるでしょう。
前線の位置によって雨の降る地域は変わりますが、26日(土)は西日本太平洋側を中心に雨が降りやすく、27日(日)には東海や関東にも雨雲が広がる予想です。また、週明け28日(月)以降は日本海側を含めた広い範囲で雨となる見込みで、降り方が強まる可能性があります。
雨雲を活発化させる要因のひとつとなるのが台風です。一般的に「秋雨前線+台風」は大雨をもたらすとされていますが、今回も同じような気圧配置になる可能性があります。
25日(金)午前6時にマリアナ諸島で発生した大型の台風21号は、今後発達しながら西寄りに進み、30日(水)には暴風域を伴ってフィリピンの東に達する見込みです。南西諸島では台風接近前から波が高まり、湿った空気の影響を受けやすくなるでしょう。
また、台風21号は、週後半にかけて北上してくる可能性があり、前線の活動を活発化させる恐れがあります。本州付近も影響を受ける可能性があるため、今後の情報にご注意ください。
気温は雨のわりには高く、少しムシムシとした体感の日が多くなりそうです。西日本を中心に最高気温が25度以上の夏日になる日もある予想で、九州では週明け28日(月)に30度近くまで上がる所があるでしょう。最低気温も関東以西で20度前後と平年より大幅に高くなりそうです。
一方、北海道では連日一桁の冷え込みとなっており、順調に季節が進んでいます。紅葉が見頃を迎えている所が多く、東北の山々も葉の色付きが進んでいるようです。来週にかけて予報が変わりやすくなっているため、紅葉狩りに行かれる際は、ぜひ最新の気象情報をご確認ください。