◆この先1週間のポイント
・14~15日は冬型の気圧配置が強まる
・16日以降も北陸以北の日本海側は雪や雨
・ふたご座流星群が見頃 太平洋側は観測チャンス
週間予報【12月14日(土)~19日(木)】
14日(土)~15日(日)にかけて、冬型の気圧配置が強まる見込みです。平地でも雪を降らせる目安となる上空1500m付近で-6℃以下の寒気が九州や四国まで流れ込んでくるでしょう。
14日(土)は西日本でも雪の降る所がある見通しで、15日(日)にかけて、東日本~北日本日本海側の山沿いを中心に積雪の増加に注意が必要です。大雪による交通障害や着雪、雪崩に十分お気をつけください。また、北陸の平野部では雨が続き、土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。
16日(月)以降は冬型の気圧配置が少し緩んできますが、北陸から北の日本海側は寒気の影響で引き続き雪や冷たい雨が降るでしょう。一方、太平洋側はおおむね晴れて、空気の乾燥が続く見込みです。
気温は平年並みか低い日が多く、冬らしい寒さが続くでしょう。冬型の気圧配置が強まる14日(土)~15日(日)は北寄りの風も強まる見込みで、気温の数字より寒く感じられそうです。
また、12日(木)に発表された最新の1か月予報でも、気温は平年より低い傾向が続く予想となっており、年末年始にかけて厳しい寒さが続く見通しです。ダウンコートやマフラー、手袋などでしっかりと防寒し、風邪など引かないようにお気をつけください。
さて、今夜13日(金)夜~14日(土)明け方にかけて、ふたご座流星群が見頃を迎える予想です。ふたご座流星群は年間最大の流星群であり、1時間で最大40個程度の流れ星が見られると予想されています。
13日(金)21時頃から流星の数が増えていき、14日(土)3時~5時頃がピークとなるでしょう。今年は満月が近く、月明かりの影響で観察条件はあまりよくありませんが、晴れ間がでる太平洋側では観測のチャンスがありそうです。
流れ星は一点から全方向に放射状に飛び出すようにして見られるため、観察の際は方角を気にせず、空全体を広く見るよう心がけるのが良いでしょう。観測の際は万全の防寒をして、暗さに目が慣れるまで最低でも15分ほど観察を続けてみてください。