気象トピックス・コラム
空もよう
太平洋側は晴天続く 初日の出&流星群も期待大

◆年末年始のポイント
・大晦日は低気圧が通過 北日本は荒天
・年始は冬型続く 太平洋側は初日の出に期待 
・4日(土)はしぶんぎ座流星群が見頃に



 

30日(月)は冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪も小康状態となっています。全国的に穏やかな天気となる見込みで、年末の買い出しや大掃除なども捗るでしょう。

ただ、30日(月)夜になると、日本海から前線を伴った低気圧が近付く見通しです。大晦日の31日(火)にかけて、低気圧が発達しながら北日本付近を通過するため、北日本では太平洋側を含めて広い範囲で雪や雨が降る見込みです。沿岸部中心に風も強まるため、荒れた天気に注意・警戒をしてください。

 

低気圧や前線の通過後は、冬型の気圧配置が強まります。元日1月1日(水)にかけて、北陸以北の日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。大雪や着雪、雪崩にお気をつけください。

一方、太平洋側は晴れる所が多く、初日の出が期待できそうです。元旦の最低気温は東京都心や名古屋で3度、福岡で3度、大阪で5度まで下がる予想となっています。初日の出を見に行かれる方は、マフラーや手袋、カイロなどを用意して、万全の防寒をなさってください。

 

年始は冬型の気圧配置が続く見通しで、日本海側の地域は2日(木)以降も雪や雨の降る所が多くなるでしょう。特に北日本や北陸の山沿い中心に積雪の増加に注意が必要です。

太平洋側は引き続き晴れる日が多く、空気の乾燥が続くでしょう。4日(土)には三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群が極大を迎える予想で、新年の晴れた夜空を彩りそうです。
4日(土)の明け方頃は1時間で最大30個程度の流れ星が見られると予想されています。月明かりの影響もなく好条件となりそうですから、晴れる地域にお住いの方は観察してみてはいかがでしょうか。