気象トピックス・コラム
空もよう
仕事始めは広い範囲で傘の出番

 

◆この先一週間のポイント
・仕事始めの6日(月)は広い範囲で雨
・7日(火)以降は日本海側を中心に広い範囲で雪
・東日本や西日本は週の中での気温の変化が大きく体調管理を万全に

 

週間予報【1月4日(土)~1月10日(金)】

4日(土)は冬型の気圧配置は西から次第に緩みますが、平地で雪の降る目安となる上空1500m付近で-6℃以下の寒気が西日本や東日本の太平洋側まで南下するでしょう。山陰から北の日本海側は午前を中心に強い雪の降る所がある見込みで、北日本の日本海側や北陸では積雪がさらに増える恐れがあります。Uターンラッシュに影響がでる可能性もあるため、最新の交通情報を確認してください。
一方、太平洋側では晴れ間のでる所が多いでしょう。

 

 

5日(日)は、高気圧が日本の東へ離れ、湿った空気が流れ込みます。西日本や東日本は晴れる所が多いですが、九州などでは次第に雨が降りだす見込みです。北日本は寒気の影響で日本海側を中心に雪が降るでしょう。

仕事始めの方が多い6日(月)は、低気圧が北日本を通過し、気圧の谷が本州の南岸付近を進む見込みです。このため全国的に天気が崩れ、暖かい空気が流れ込むため雪になるのは北海道が中心で雨になる所が多いでしょう。積雪のある所では、路面状況の悪化に注意してください。西日本や東日本の太平洋側も久しぶりに傘の出番となる所が多く、空気を潤す雨になる見込みです。

7日(火)以降は、冬型の気圧配置が続くため、日本海側は広い範囲で雪が降るでしょう。特に、9日(木)頃は上空1500m付近で-9℃以下の寒気が西日本の太平洋側まで南下するため、九州などでも所々で雪が降り積雪する所もある見込みです。最新の気象情報を確認し、雪への備えをしてください。
太平洋側は広い範囲に日差しが届きますが、北寄りの風がやや強く雪雲の流れ込む所もある見込みです。

 

 

最高気温は札幌で0℃前後の日が多く、この時期らしい寒さが続くでしょう。東日本や西日本は、週の中での気温の変化がやや大きくなる見込みです。6日(月)は暖かい空気が流れ込むため、東京で14℃、福岡でも13℃まで気温が上がる予想ですが、その後は10℃に届かない所が多くなり、9日(木)の最高気温は名古屋で7℃、福岡で6℃と厳しい寒さになるでしょう。また、朝の冷え込みも強まり、西日本や東日本でも0℃前後まで気温の下がる所が多くなる見込みです。
初詣などお出かけの際は気温に合わせた服装を選び、風邪など引かないように注意をしてお過ごしください。