気象トピックス・コラム
空もよう
週末は春本番でお出かけ日和。桜の開花の便りも間近

◆この先1週間のポイント
・22日(土)~23日(日)は春本番の暖かさ。花粉はピークで大量飛散。
・24日(月)~26日(水)は、やや大気不安定。所々で雷雨に注意。
・気温は平年よりかなり高めで推移。桜のつぼみが花開く陽気に。


週間予報【3月22日(土)~28日(金)】

この先1週間は、高気圧に覆われ晴れる日が多いですが、気圧の谷や寒気の影響を受けて大気の状態がやや不安定になる日もあるでしょう。天気は周期的に変化する見込みです。


22日(土)にかけて、日本付近は北に低気圧、南に高気圧の南高北低型の気圧配置となる見込みです。暖かい空気が流れ込みやすくなるため気温が上がり、この週末は西・東日本ではおおむね晴れてお出かけ日和になるでしょう。北日本は、太平洋側で晴れる所がありますが日本海側は雨や雪となりそうです。花粉の飛散がピークを迎えており、九州から東北まで広い範囲で大量飛散が予想されます。花粉症の方は、マスクの着用や花粉のつきにくい服装を心がけるなど、対策をしっかりしてください。また、山沿いでは雪崩に注意が必要です。
週明け24日(月)~26日(水)にかけては、上空に寒気を伴った気圧の谷や前線が通過する見込みです。晴れ間のでる所もありますが雲が広がりやすく、所々でにわか雨があるでしょう。急な強い雨や落雷・降ひょうなどにご注意ください。
27日(木)には、早くも次の天気を崩す低気圧や前線が大陸から日本海へ近付く見込みです。九州や北海道から天気が崩れ、28日(金)は全国的に雨の降る所が多くなるでしょう。


この先1週間の気温は、多少の寒暖の差はあるものの、この時期としては大幅に高めに推移する見込みです。最高気温が25℃近くまで上がる所もあり、日中は春本番の暖かさの日が多いでしょう。ただ、朝晩と日中の気温差はまだ大きいので、服装で上手に調節して体調を崩さないようご注意ください。


この先の暖かさで桜のつぼみも順調に膨らみそうです。主要都市の主な桜の開花の平年日は、早い所で福岡の3月22日。今年の桜は、度々流れ込んできた寒気の影響で休眠打破も十分と考えられ、この先1週間の暖かさで、開花する所もでてくるのではないでしょうか。もうすぐ始まる桜のシーズンはすぐそこまできています。