今年の北日本や東日本は、梅雨と夏がひっくり返ったような天候となりました。7月がとても暑く、例えば、東京の最高気温が30度を超える真夏日の日数は、平年ではおおよそ15日ですが、今年は25日もありました。近年は、真夏日が増える傾向にある中、特に今年はめだって真夏日が多くなりました。
8月ももうすぐ下旬となりますが、8月に入ってからは、西日本では連日真夏日となった所が多くなった一方で、北海道から関東にかけての太平洋側では、オホーツク海高気圧の影響などで気温が平年よりも低い日が続きました。
来週の気温は、北日本は平年並みか低いものの、東日本は平年並み、西日本は平年並みか平年よりも高めの予想になっており、東日本や西日本の蒸し暑さは続きそうです。
寝苦しい真夏の夜に、うっかりとエアコンをつけたまま眠りについてしまったりすると、体がだるくて翌朝起きるのが辛くなってしまうことがあります。これは、夏バテの症状のひとつです。その他、夏バテは、寝苦しい夜による寝不足、冷たいもののとりすぎ、食欲不振などが原因で、自律神経が崩れることによって起こるといわれています。
このようにバランスの崩れた自律神経を整えるには、どうしたらよいのでしょうか?
そのひとつに、「寝る前にお風呂にゆっくりつかる」という方法があります。
私たちの体は、眠りにつくときに体温を下げようとします。入浴をすると体温が上がりますが、その分だけ、体温を下げようとする機能が働きやすくなります。この機能をうまく利用して、眠りにつきやすい状態にするのです。
入浴のときのポイントは、38度前後のぬるま湯に、半身浴で20分以上つかることです。ゆったりとした気分になり、体の芯まで暖まってきます。
そして、入浴後、汗が引くときが、眠りにつきやすいタイミングです。そのときに就寝することが大切です。
また、浴槽には、ラベンダーのアロマオイルを入れると、心身ともに緊張を和らげて、気持ちよく眠りに入るようにしてくれます。バスタブに3~5滴を入れて、よく混ぜて下さい。その他、ネロリやイランイランなど、アロマバスにあうオイルはまだありますので、お好みのオイルを選んでみてはいかがでしょうか。(ただし、3歳以下のお子様には、使用しないで下さい。)
これからは、日中かなり暑くても、朝方急に涼しくなることがあります。この先、秋になると天候の変化が大きくなり、体調を崩しやすくなります。夏の疲れは早めに解消し、秋に向けてしっかりと準備しておきましょう。