気象トピックス・コラム
秋日和
爽やかな秋晴れが続く

 

朝晩はずいぶんと涼しくなってきましたね。通勤には上着が必要になり、街行く人々の装いも秋物に変わってきているように感じます。

秋の草花も順調に咲き進んでおり、私も通勤時に綺麗な彼岸花が咲いているのを見かけました。開花が遅れていたススキも穂が開き始め、コスモスが見頃を迎えている地域もあるようです。

衛星画像 ほとんど雲のない晴天域が広がる(出典:気象庁HP、筆者加工) 

 

きのう11日(水)は秋の草花が青空に映える一日となりました。各地の日照時間は、札幌で9.5時間、東京で6.4時間、福岡で9.4時間などとなっており、たっぷりの日差しが降り注ぎました。

衛星画像で見ると、日本付近は雲のない晴れのエリアに覆われており、西側の大陸に目を向けて見ても、まだまだ晴天域が広がっている様子が分かります。全国的な秋晴れは13日(金)頃にかけて続く見通しで、絶好の洗濯日和・お出かけ日和となるでしょう。

 

この日差しを活用して、衣替えを進めておきたいところです。この先の予想気温を見ると、札幌では一桁まで気温の下がる日が増えてくる見込みで、東北も10℃前後、関東以西は15℃前後まで下がってくるでしょう。朝晩はコートなどの羽織る物がないと、ひんやりと感じられそうです。

一方、最高気温は東~西日本で25℃以上の夏日になる日が多い予想で、朝晩との気温差がかなり大きくなる見込みです。半袖や七分丈の服を残しつつ、秋物の服を用意しておくなど、服装で上手く調節できるようにしておくのが良さそうです。

また、しばらく晴天が続くことで空気の乾燥も進みます。西日本を中心に乾燥注意報が発表されている地域もあり、各地で湿度が低くなるでしょう。寒暖差や乾燥で風邪など引かないよう、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。