気象トピックス・コラム
空もよう
【週 間】今週は太平洋側で大雪の恐れ、東京でも初雪か?!

◆天気のポイント【1月11日(月)~17日(日)】
・大雪となった日本海側では、引き続き雪崩や屋根からの落雪、路面の凍結に注意。
・11日(月)夜~12日(火)は太平洋側で雪や雨。大雪の恐れもあるため最新の情報で確認を。


週間天気【1月11日(月)~17日(日)】

日本海側の雪は11日(月)の朝まで続く見込みです。その後冬型の気圧配置は緩みますが、北陸を中心に記録的な大雪となっている所があります。引き続き雪崩や屋根からの落雪、路面の凍結による車のスリップ事故や歩行時の転倒などには十分注意をして下さい。

11日(月)夜~12日(火)にかけて、日本海と日本の南岸を低気圧が東へ進みます。日本の南岸を進む低気圧は、「南岸低気圧」と呼ばれていて、太平洋側に雪を降らせることがあります。今回は、四国や中国地方、近畿や東海、甲信地方などで広く雪が降る見込みです。関東地方も内陸では雪になるでしょう。山沿いを中心に大雪になる恐れがあり、平地でも雪が積もる可能性があります。タイヤチェーンの準備などいまのうちに雪への備えをしておいた方が安心です。東京都心でも初雪の可能性があるでしょう。都心では今回は積もりにくい雨混じりの雪となりそうですが、南岸低気圧の進路や発達具合、上空の気温などで予報は変わってきます。最新の情報を確認するようにして下さい。

13日(水)~17日(日)にかけては、北日本を低気圧がたびたび通過する見込みです。北日本では北海道を中心に雪の続く所があります。一時的に強く降ったり、ふぶいたりする所もありそうです。引き続き雪に対する備えをお願いします。北陸も雲が広がりやすく雨や雪の降る日があるでしょう。その他の所はおおむね晴れて太平洋側を中心に空気が乾燥する所がありそうです。火の取り扱いに注意をして下さい。

週の前半は気温が低く、「寒中(かんちゅう)」らしい厳しい寒さとなります。特に12日(火)の太平洋側は「しけ寒」。雪や冷たい雨が降ることでより一層寒く感じられそうです。これまで以上の万全の防寒対策をお願いします。その後、週の後半になると西日本などで最高気温が15℃を超える所もでてきます。太平洋側や西日本では日差しにほっとできるでしょう。今週は、前半と後半の気温差が大きくなりそうです。